『やっぱり僕が戦闘機乗らないとダメだったかなー。次はアレで出るから』
『準備は出来ております』
前回イサオが言っていた「アレ」…正体は震電でした。
「荒野のコトブキ飛行隊/第11話・イケスカの決闘」(2019年3月26日深夜BS11放送/水島努監督)
ラハマ上空に開いた穴の独占に失敗したイサオですが、全部ラハマのせいにして糾弾、イケスカになびかぬ各地を“利権独占を狙う悪い奴ら”と決めつけて絨毯爆撃(まるで炎の七日間のような凄惨さ)。
国を焼かれた反イサオグループが連合を組んで富嶽の製造拠点を急襲。
ナオミ姐さん(隊長になっとる!)、カミラ姐さんも参戦。
物凄い数の戦闘機を囮に迎撃隊を引きつけて、手薄になった拠点をコトブキらが叩く、という作戦でしたが、見事に裏をかかれて大ピンチ。
大量の戦闘機が乱舞する様を観て「おお、ジェダイの復讐!」と思ったらオチまで一緒(罠だ! It’s a trap!)
左:震電 右:散香
水平尾翼を廃し主翼の前に水平小翼を設置した前翼型。プロペラ後方配置の推進型という独自フォルムがかっちょいい。
歴史的には1945年に試作機が完成したものの、試験飛行中に終戦を迎えて“出番無し”になった可哀そうな子。
しかし、ここではテクニシャン・イサオの搭乗で華麗に再生。
今週の箴言
『我々の作戦に撤退などという愚かな選択肢は無い!
その弱気が敗北を呼び込むんだ!絶対に勝つ!
ここまで来て敗走は無い!ここを耐えれば勝てる!』
いますよね、誰がどう見ても負け戦確定なのに意地張って撤退せず、最後は仲間道連れに自滅する指揮官。
『悪い軍隊なんてものはない。あるのは悪い指揮官だけだ…ってね』
(「パトレイバー2」より荒川茂樹の台詞)
★ご参考