『もう少し一緒に歩いていい?』
『別に構わないが』
『一緒に、ゆっくり…だよ?』
女子高生の人間と360歳(代)の吸血鬼。同じ時を過ごすことのできない二人の確かな絆。
さんざっぱらゆるふわしておいてこの終わりは卑怯です。
「となりの吸血鬼さん」
(2018年10-12月/秋田谷典昭監督)
人形と可愛いものに目がない女子高生、天野灯(あまのあかり)は、近くの森に出没する“魂を持った人形”と、その人形が住む“人形の館”の噂に喰らいついて夜の森へ。
あわよくばその人形を見つけて持ち帰り、自身の人形コレクションに加えようという邪な目的でしたが、早々に迷子。
そこに現れたひとりの少女。見た目13歳くらい。長い銀髪と白い肌、赤い目の美少女。
『安心しなさい。私は通りすがりの吸血鬼だ。怪しい者ではない』
それが吸血鬼ソフィー・トワイライトとの出会い。
ドストライクなソフィーの容姿に心奪われた灯はソフィーの家(“人形の館”は森ではなく普通に住宅街にありました)に押しかけ女房。一人暮らしソフィーと同居することに。
OP「†吸tie Ladies†」が百合百合しくていい感じ(出だしの♪ChuChuChu!のところが「僕は友達が少ないNEXT」の♪Be My Friend!と丸被りしているような気がしなくもないですが置いときます)。
♪ChuChuChu!
余談ですが、このOPの絵面って「うる星やつら」の“ラムのラブソング”を意識しているような気がするのは私だけでしょうか。
左:となりの吸血鬼さん 右:うる星やつら
ここに灯の友人ひなた(巨乳。灯LOVE)、寝過ごし100年の吸血鬼エリー(見た目子供だけどソフィーより100歳年上。ソフィーLOVE)が加わってゆるふわな日常が。
まあ、金髪美少女を吸血鬼に置き換えた「きんいろモザイク」なわけですが、吸血鬼の特性が程よいスパイスになってお話がダラつくのを防いでいます。
是非、2期を。