文化祭と言えばライブステージ。水泳部は魔法少女フルピュアのコスで固めたアイドルライブで参戦。
海っち川っちを従えたセンターに立っていたのはうるか…ではなく真冬先生!
うるかが着るはずだった衣装がなんの因果か真冬先生の講義衣装と入れ替わり…。しかも諸般の事情で脱衣不能。そのままステージへ。
ではうるかは…。2曲目から見たことのない漆黒の衣装でステージイン。
『そ、そんなまさかっ!!』
『アニ研部長ッ!?』
『信じられん…あの黒い魔法衣は…今朝の放送で初登場したばかりのライバルキャラ…フルピュア・ダークネス!!』
その衣装をお化け屋敷の暗幕使って短時間で縫い上げ再生した成幸の裁縫テクが信じられん。
「ぼくたちは勉強ができない!2期12話・祭の騒ぎは留まらず[X]どもは茨の道を往く」(2019年12月21日深夜BS11放送/又野弘道演出)
アイドルライブの見どころは何といっても原作では表現できなかったダンスと歌。
止め画と無音、客のリアクションだけで誤魔化すか、きっちり曲と振り付けをつけるのか。
スタッフの回答は後者。しかも2曲! 更にフルCG!
「ゾンビランドサガ」とまではいきませんでしたが、ヌルヌルと良く動くダンスは期待以上の出来でした。
その分、あしゅみー先輩がサポートに入った軽音ライブは「そこまで抜くか!?」というくらい手抜きの佃煮でしたが…。
一方、古橋文乃私設ファンクラブ“茨の会”の暗躍によって企画された「眠り姫の舞台上で古橋姫と王子様(成幸)を公然キッスさせちゃうぞ大作戦」は暗礁に。
本来、真冬先生が着るはずだったニャンポレオンZの着ぐるみを成幸が王子の衣装と誤認。
更にその着ぐるみの中身を逃走中の真冬先生と誤認した佐藤・鈴木両教諭が大追撃。劇は王子不在のままクライマックスで立ち往生。
業を煮やした学園長が『王子役は君たちの中から一般公募とする。我こそは王子と思う者は名乗りをあげたまえ!』
思春期男子のリビドー舐めんなよ。
一瞬で猛獣の群れと化した男子生徒は学園長踏み付け、文乃の唇目指して大暴走(「IS-インフィニット・ストラトス-2」でこれの逆バージョンがありましたね)。
立ちふさがる茨の会(ちゃんと「眠り姫」のストーリーを踏襲している!)。
制御不能のバトルロワイヤルと化す舞台。弾き飛ばされた被害者男子が後方の書割に激突。留めの外れた巨大板が文乃に向ってフリーフォール。
間一髪、文乃を救ったのは王子…に見えなくもないニャンポレオンZ(つまり成幸)。
ニャンポレオンZが持っていたギターケースから中身をあしゅみー先輩と誤認した文乃はこの場を収めるために自らKISS!
やはりメインヒロインは文乃なのか。次回どこまで持っていって〆にするのか。泣いても笑っても最終回。
おまけ
原作では幕間(コミックスのエピとエピの間の1コマ絵)の小ネタだった文化祭水希が本編に堂々登場。
『あ、今一瞬、お兄ちゃんの匂いが…』水希ノーズは地獄鼻。
★ご参考