『見ているか、唯我よ。お前の息子はしっかりと、誰かさんにそっくりに育ったよ』
嗚呼、そうだったんですね、学園長。何か「進撃の巨人」の『グリシャ…今日、お前の息子が戦士になったぞ』を思い出してしまいました。
「ぼくたちは勉強ができない/単行本第15巻」
(2020年1月4日発売/筒井大志著)
個人的に不本意なエンディングとなってしまったアニメ版の後を追って単行本最新刊が発売されました。
「センター試験」という受験イベントはありますが、個別恋愛フラグはほぼ立て切りやりきり万国旗。
なので、この先はもうプロポーズレベルのイベントがない限り進展のしようがありません。
結果、今巻は全編幕間、キャッキャウフフな展開と相成りました(「やはり俺の青春ラブコメは間違っている」原作第6.5、7.5、10.5みたいな感じ)。
グイグイ行く緒方、ガンガン行く水希など微笑ましいシーンが掲載されております。
成幸が寝ている間に秘孔突きまくって体力回復させる水希。この妹、欲しい。
ストーリーの山場はセンター試験本番当日成幸を見舞った(ぼく勉らしからぬ)大ピンチ。
まさかの救世主はうるか(こういうエピをアニメでもちゃんと消化してくれれば、あの終わり方にここまでの拒絶反応は出なかったのですが…)
個人的見所は、成幸と共に真冬先生自宅を訪ねた文乃の困惑。
マグはペアだわ、何故か成幸は室内熟知してるわ、真冬先生は成幸プレゼンツのハートエプロンしてるわで脳内を「?」が大名行列。
事実確認よりも「なんか絶対負けたくない気分」が先行した文乃は真冬先生との料理対決に挑みますが…。
もうひとつは成幸宅で緒方と共に勉強している関城さん。
気分転換に始めたストレッチ。ガッチガチの緒方・成幸に対して関城さん余裕で股割り。本巻最大の(わたし宛)サービスカットでございました。
ありがとうございます。ありがとうございます。
次巻は結婚をテーマにしたオリジナル脚本のBDがついて4月3日発売(よし、予約だ!)。