『環さんに何を吹き込んだの?』
『後でいろはさんから聞けばいいじゃありませんか。
仲、いいんでしょ?』
みかづき荘に前妻襲来。
『また、仲間を作るんですか?』
『仲間じゃないわ。ただの同居人よ』
『詭弁ですね。あなたは昔のあなたに戻ったんですよ。
いろはさんと出会って…』
『そんなこと』
『やっちゃんは優しいから、あの子たちを見捨てられなかったんですよね。だから、つい手を差し伸べてしまった。分かっていてまた同じ事を繰り返そうとしている』
やちよの過去に一体何が…。
「マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝/第11話・約束は午後三時、記憶ミュージアムにて」(2020年3月14日深夜BS11放送/高橋謙仁演出)
いろはがさなから得た有力情報。【マギウスの翼に柊ねむが関係している】
いろはは“ひとりぼっちの最果て”探索時にチラ見した天音姉妹の片割れの制服から学校を特定して張り込み。
捕まえたのは姉・天音月夜。
さりげない恫喝で、柊ねむに会わせる(事をみふゆにもちかける)事を約束させたいろはでしたが、いきなりみふゆがみかづき荘にカチコミ敢行。
前妻×本妻、タイマンガチバトル。
『あの…お茶…お茶入れますね』
『あら、気を使わなくて構いませんよ。7年もここに通い続けたんですよ。お客様扱いは悲しいですし、私の方が勝手は知っていると思いますよ』
同棲期間のアドバンテージを活用してマウントを取りに来るみふゆ(怖いよ)。
返す刀でいろはをマギウスの翼にヘッドハンティング。
乗ってこないのは織り込み済みか、鶴乃たちも招き入れて本題に。
『あなたたちを魔法少女の解放とは何なのかを知るための講義に招待します。約束は土曜日の午後3時、記憶ミュージアムにて』
ここで帰宅したやちよと対面。先手必勝とばかりにやちよの過去を抉って退散。見事なヒット&アウェイ。
夜。やちよが見つめる三面鏡(久しぶりに見る小道具だ)には何やら怪しい人影が。
『素敵。私のために今度はあんなに大勢仲間を作ってくれて。嬉しいわ』
『違う!…違う…』
気になります。やちよが過去に犯した失敗の正体。
記憶ミュージアムもまたウワサのひとつでした…栄区で廃墟になった博物館で昔の記憶を展示している。
消したい記憶、変えたい記憶、取り戻したい記憶。どれも知ればこれからの生き方に大きな影響を及ぼしてしまう。
待っていたのは、柊ねむ…ではなく、
『初めまして。環いろは。私は里見灯花、マギウスのひとりだよ』
灯花にとっていろはは「初めまして」の人なんですね。
一方、ももこは大事な話をするために雨の中レナを呼び出し…。
『1年前、やちよさんたちと何があったのか、ちゃんと話しておかなくちゃと思って』
『なんで今? レナには関係ないでしょ』
『関係あるんだ。関係ない魔法少女なんてひとりもいないんだよ』
今にも泣き出しそうなももこ。ここでも鍵を握っているのはやちよ。謎だらけ女です。