寝かす事3年。購入以来ずっと放置プレイで熟成しかけていた北米版DVDをようやく、そして一気に鑑賞(全24話)。
「Kanon-カノン-【北米版DVD-BOX】」
1999年に発売されたPC用18禁恋愛アドベンチャーゲームの2度目のアニメ化(1度目は2002年の東映アニメーション版)。
ほとんどの声優さんが被っていますが、唯一主要キャラで声優変更があったのが主人公・相沢 祐一(あいざわ ゆういち)で、私市淳から杉田智和へ。
京アニ作品の位置づけとしては、
涼宮ハルヒの憂鬱 2006年4月-7月
Kanon-カノン- 2006年10月-2007年3月
CLANNAD 2007年10月-2008年3月
なので、キョンがそのままスライドした感じ。
お話はキョン、じゃなくて相沢祐一(高校2年生)が、両親の仕事の都合(海外赴任)で叔母である水瀬秋子宅に厄介になるところから。
水瀬家は秋子と祐一と同い年の娘・名雪の二人暮らし。祐一は7年前までは夏休み・冬休みの度にこの街(どこかは不明ですが北の方の雪の街)に遊びに来ていましたが、7年前からふっつりと疎遠に。
そして7年前の記憶がほとんどない、というのが設定上のミソ。
まあ原作が恋愛アドベンチャーゲームなので(しかも複数のシナリオを強引に1本の流れを収めようとしているので)仕方ありませんが、この祐一が10歳にしてナチュラルボーン・フラグ立て師。
出会う幼女出会う幼女に(勢い余って小動物にまで)片っ端からフラグ立てまくり。
7年ぶりの再会と新しい出会いが縦横無尽に絡まって恋の花咲か爺さん状態。
果たせなかった約束、届かなかった願い。
7年間の放置プレイは感情を煮込みに煮込み、忘却と記憶の改竄も相まってすれ違いぶつかり合い…。
❶記憶を捨て命を削って祐一に会いに来た肉まん少女・沢渡真琴
❷ソードを手に深夜の学校で魔物を討つ牛丼少女・川澄舞
❸後の風子の原型とも言える眠れる森のタイ焼き少女・月宮あゆ
流石「泣きゲー」の走りと言われる作品だけあって、どのルートも最後にはきっちり泣かせてくれます(CLANNADほど辛気臭くないのも良い)。
残念だったのは、普通この娘がメインヒロインだろうと言う名雪のターンがなかった事と最終回でバブルが弾けるように奇跡のバーゲンセールが起こった事。
あまりに話がうまくまとまるので誰かの走馬灯か夢オチなんじゃないかと本気で疑ってしまいました。
尚、本作に関してはわたくし、ゲーム未プレイな上に、祐一と秋子の「薄い本」を先に読んでしまいまして。
てっきり祐一と秋子の間にそれらしい描写の片鱗があるものとばかり(だってエロゲーだし…)。
秋子さんは攻略対象じゃなかったんですね…。
長寿シリーズ「秋子さんといっしょ」
「Kanon-カノン-【北米版DVD-BOX】」は全24話をDVD4枚に収納。リージョン1なので専用再生機が必要。英語字幕はON/OFF可能。
私がAmazonで買った時は2,800円くらいでしたが今は3,600円になっていますね。
★そして「泣きゲー」はCLANNADへ…。
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★本日7月9日は「ジェットコースターの日」。
1955年(昭和30年)のこの日、日本初の本格的ジェットコースターが設置された施設「後楽園ゆうえんち」(現:東京ドームシティアトラクションズ)が開園しました。
ジェットコースターと言えばやはりこれ。
★本日のTV放送【13:35~テレビ東京/午後のロードショー】