デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

勤勉な光くんはもういない。 セントールの悩み【北米版BD-BOX】

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牛より綺麗

そりゃそうでしょ。未使用だし

 

購入後しばらく放置してしまいましたが、ようやく鑑賞。改めて思います。異色作だったんだなぁと。

 

セントールの悩み【北米版BD-BOX】」

(2017年7月~9月放送/追崎史敏総監督)

 

様々な形態の人類(我々から見れば人外。我々と同じヒト形態の生き物は存在しない)が普通に生活している世界における一女子高生を中心とした平凡な日常…を描いているのですが…。

背景に横たわる差別の歴史、極度に平等を突き詰めた監視社会、時に辛辣な親子の会話など香辛料がてんこ盛り。

見所は放送時に御紹介した仕事の理想と現実に匕首突きつける第6話Bパート「本当に好きなことを仕事にすることは果たして幸せなのかな?」

 

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そして、レギュラーメンバーを1人も出さずにホロコーストを描き切った第9話Bパート「世間で偉人って言われている人の人生って。」

 

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所謂日常回も大きな事件や盛り上がりはなく(オチとか下げとかもなく)、淡々と進み、EDに入って「あ、終わりか」という感じ。

ソフト化の大きな利点は「勤勉な光くんがいない」事(国内版も同様)。

本作の放送時のボカシってそんなに気にならなかったのですが、なくなってみると「おお!」

特に主役の人馬・姫乃は巨乳設定なので入浴シーンは眼福でした。

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この「勤勉な光くん」は円盤には登場しない。

 

ホロコーストとかとは別次元で野心的だったのは、第4話Aパートの「ラブレターをもらって困惑する…その心は?」

自分のアソコが幼年期の遠足で観た牛のように真っ黒なのではないかという疑心暗鬼に駆られた姫乃を安心させるために、クラスメイトの極楽希(ごくらくのぞみ。竜人)と名楽羌子(ならくきょうこ。角人)が、自身のモノを開陳した上で姫乃の形態を確認するというチャレンジャブルな試み。

 

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これ人馬じゃなくて普通の女子高生だったらかなりヤバイんじゃないか(いや人馬でも駄目か)。

北米版BD-BOXはFUNIMATIONが販売。何と国コード無し。英語字幕ON/OFF可。

全12話をBD/DVD各2枚に収録して51$くらい…で買ったのですが、今はBDのみの廉価版が25$程度で…。あーもちっと待てば良かった(廉価版に国コードが施されているかどうかは不明)。

 
★世界観の解説はこちらで。 

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★本日のテレビ放送①【15:00~TOKYO MX/キネマ麹町】 

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★本日のテレビ放送②【21:00~BSフジ】 

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