デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

【ベティ斬死】Re:ゼロから始まる異世界生活 2nd Season ♯35-36【エミリア崩壊】

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『綺麗事ばっかり並べるテメェに何ができる!? 痛ぇ思いも辛ぇ思いも知らねぇヤツが分かったような口を利くんじゃねぇ!』

『…知ってるよ…地獄なら知ってる。もう何度も見てきた。地獄を知ってるのは俺だけでいい。そのために俺がいるんだ』

嫉妬の魔女に取り込まれたものの、エキドナの小細工(?)で無事死に戻ったスバル。

が、最適解に辿り着くには圧倒的に情報が不足。特にロズワール邸で起きていることの全貌が掴めない。

スバルはエミリアに置手紙を書いて独りロズワール邸へ。

エルザの襲撃に備えて、フレデリカ、レム、ペトラを村に避難させ、禁書庫へ。

そこにはスバルとは別の地獄を知っている者、400年という時の回廊に囚われた少女、ベアトリスがおりました。

Re:ゼロから始める異世界生活 2nd Season/第35話・地獄なら知っている|第36話・死の味」(2020年9月9日・16日深夜BS11放送/渡邊政治監督)

いずれ書庫にその人が現れる。契約に従い待つ事400年。

ベアトリスの願いはこの無間地獄からの、この身を縛り続ける永遠の契約からの解放。それは死とニアリーイコール。

未来の全てが予言されているはずの福音書(正式には智慧の書)は白紙。

続きが記されないのは所有者の未来がそこで終わっているから。だから自分を殺してほしい。

『どれだけそれを願ったと思ってるのよ。ベティーがただ諦めたとでも思ったのかしら。手を伸ばせばこの先の見えない暗闇からお前がベティーを引っ張り出してくれるというの!? お前がそうしてくれるって言うならどうして…どうして400年もベティーを独りにしたの!?

慟哭。

『助けてなんて言葉もどうにかして欲しいなんて救いもとっくに枯れ果てた願いなのよ。それでもベティーを救いたいなら…』

『どうすれば…』

『ベティーを一番にして。ベティーを一番にして一番に考えて一番に選んで契約を上書きして契約を上塗りして契約を塗り潰して連れ出して引き寄せて抱きしめて!』

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それができないならスバルの手で自分を滅ぼして欲しい。聖霊はひとりでは死ぬ事もできない。

引き籠り童貞のスバルには対処不能な修羅場です。

ここで話に割って入って来た《腸(はらわた)狩り》エルザは、面倒な判断を一時棚上げにできたという意味でスバルにとって救いの神だったのかもしれません。

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キリコ・キュービィーなら『そう思いながら俺は攻撃してきた敵に感謝していた。戦いになれば嫌な事は忘れていられる』と独白するところでしょう。

まあ、実際には救いの神どころか絶望の悪魔なのですが…。

エルザには相方がいました(今回新情報)。

1期でも登場した《魔獣使い》メィリィ・ポートルート。

村に避難したフレデリカとペトラは一足先にメィリィが惨殺。

ベアトリスはエルザに切り裂かれ、スバルも片目を潰されましたが、ベアトリス最後の力で聖域にテレポート(死に戻りではない。故に時間も巻き戻ってはいない)。

聖域は雪。多兎に噛み殺された時と同じ。

『冗談じゃねぇ…』

神殿に行ってみるとエミリアが…。

エミリアが…壊れていました。

『寂しかった。寂しかったよスバル。だって私を置いて行っちゃうんだもん。すごーく怖かったの。スバルはほんとは私に愛想を尽かしちゃったんじゃないかって。もう嫌になっちゃったのかもって。だから怖くてここに来て。なのにやっぱりダメで。だからスバルが来てくれてほんとにほんとに嬉しかった。ずっと一緒にいて。あなたがいてくれたら私 他の何にもいらないから。今までごめんね。スバルも私をそう思ってくれると嬉しいな。ふふふ』

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『スバル大好き』


怖い!怖すぎる! てっきり嫉妬の魔女がエミリアに擬態しているのかと思いましたが、正真正銘エミリア。何かが彼女を追い詰め追い込み精神崩壊させてしまったようです。

自分の事を好きだなんてエミリアが言う訳が無い。

何が起きているというのか。問いただす相手はロズワールしかいない。

ガーフィールを帯同してロズワールの元へ。ここで何とロズワールが「スバルとの話の邪魔」という理由だけでラムとガーフィールを瞬殺(二人まとめて串刺し貫き手。更にガーフィールはサッカーボールキックで頭部消滅)。

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『お前は何なんだよ!? 2人を殺して…魔女教のことだってお前は何度も俺をはぐらかして!』

『何度も。そう何度もだよ、スバル君』

何度も? 知っているのか雷電!?(使い方、あってる?)

『その説明にはこれを見せるのが一番手っ取り早いだろうね。福音書ではないよ?あんな劣化品ではなくたった2冊の本物だ』

『お前もその本か…!この雪も本の通りか!雪を降らせろって書いてあるのか!何のために!?』

『決まっているとも。エミリア様が孤立する』

何を画策しているロズワール!? しかし、話の途中で多兎が襲撃開始。

『私は君がやり直したとしてもやり直せない。今の私はここで終わる。だがそれでいいんだよ。君がやり直した先にいる私ではない私がいつか目的を達するためなら構わない』

思わせぶりな台詞を残して多兎の餌食となるロズワール。

全身喰い散らかされながら、エミリアのいる神殿に辿りついたスバル。

待っていたのは…。

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ここまでも散々なバッドエンドでしたが、今回はとりわけ悲惨。しかも回を追うごとにハードルが高くなっています。

このループ、抜け出せる気がしません。

 

 

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★本日9月20日は「バスの日」

1903年明治36年)のこの日、二井商会による乗り合い自動車が京都市内の堀川中立売~七条~祇園の間を走り、これが日本初の営業バスとされているそうです。バスと言っても蒸気自動車を改造した6人乗りで幌も無し。自動荷車って感じだったようです。

映画でバスは花形大道具。時代考証として、未来図のひとつとして、そして武器として大活躍。

まずは時代考証。木炭バス。 

続いて未来図、ジェット・バス。 

そして動く要塞、武装バス。