デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

【男の人と女の人がチューしても】Re:ゼロから始める異世界生活 #49-50【赤ちゃんはできません】

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『お前は”その人”じゃ…』

『ない。俺は俺だ。ナツキ・スバルだ。
 400年も顔も知らない野郎への片思いなんて全部忘れちまえ。
 いずれ来るかもしれない別れの時間を怖がるより、
 必ず来る明日って日々を俺と一緒に生きよう!』

『そんなことしたって…いつか…独りに!』

『永遠を生きるお前にとって、俺と一緒に過ごす時間なんて刹那の一瞬かもしれない。
 なら、お前の魂に刻み込んでやるよ!俺の一瞬を!
 ナツキ・スバルって男が永遠って時間の中でもセピア色にならないぐらい鮮烈な男だったんだって事を!
 俺を選べ!ベアトリス!

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燃え尽きる禁書庫、崩れ落ちるロズワール邸、その中から飛び立つ一条の光。

『スバル…スバル!』

『ああ、そうだ、俺の名前だ。やっと呼んでくれたな…』

エミリアと肩を並べる超面倒くさいツンデレ女が今スバルと共に。

光の行く先は聖域。墓所。入口にエミリア。眼前には雪原を覆い尽くす多兎の群れ。

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『もう、どうなっても知らないかしら』


最強コンビの初陣です。

Re:ゼロから始める異世界生活/第49話・俺を選べ|第50話・月下、出鱈目なステップ」(2021年3月17日深夜24日深夜BS11放送/渡邊政治監督)

エルミーニャの一撃で多兎の第一陣を薙ぎ払うベアトリス。

『すげー! 俺、何してたらいい?』

『ベティと手を繋いで独りにしないでくれたらいいかしら。
 それで想像するのよ。マナを編み、矢となる力を形作り、
 敵を砕く…そんな思考の一撃を』

『…想像した!』

『なら、あとは唱えるだけかしら』

『『エルミーニャ!!』』

無限増殖する多兎。しかし無限にも限りはある。一匹残らず引き付けて殲滅すれば…。

誘う、囲う。エミリアの手も借りて。右を、左を、囮を、始末を…『任せる!』『任された!』

信頼に勝る力なし。

『さぁ、真打ち、頼むぜえ!大精霊ベアトリス!』

『アル…シャマク!』

隔離された異空間に飛ばされる多兎。闇の中で永遠の共喰いを。

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闘い済んで墓所の中。エキドナ(茶会や試練の時とは微妙に顔が違う)の棺を挟んで向かい合うベアトリスとロズワール。

『聞いていいかい? スバルくんは君のその人になれたのかな?』

スバルはその人ではない。ベアトリスがスバルの1番になる事はない。しかし…

『ベティはスバルの一番になったから禁書庫を出たわけじゃないのよ。スバルをベティの一番にしたいから禁書庫を出て来たかしら』

ここで初めて自分が400年前の初代ロズワールと同一人物である事をベアトリスに明かす現ロズワール。

400年を経て交わされる『おかえりなさい』と『ただいま』。

村に戻ったロズワールを待っていたのは禊という名の「お仕置き」

全員から腰の入った一撃を喰らってお多福風邪状態のロズワールに笑わずにはいられません。

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謝罪と共に誓いを立て、スバル陣営の一員となったロズワール。

そしてスバルは、ロズワールの計らいで騎士叙勲の機会を得、本物の騎士に。

『太陽に、星々に、精霊に、世界に、誇りに、
 そして、父に、母に、二人に賭けて誓います。
 俺は君を守る。君の願いを叶える。
 俺の名前はナツキ・スバル
 エミリア、君だけの騎士だ』


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パーティの最中、エミリアからの相談を受けるスバル。

『大丈夫だよ、エミリアたん。何があっても俺は君に幻滅したりしない。大事なのは最初でも途中でもなく、最後なんだから

嗚呼、それは試練の中で邂逅した母の訓え。スバルが事ある毎に名乗りをあげるのは、自己主張したいのではなく、その名を授けてくれた両親への感謝と誇りなんだろうなぁと思います。

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長かったSecond Seasonもようやく大団円。しかし、王選はこれから。レムの意識も戻らぬまま。3期の告知はいつでしょう。

おまけ「エミリアの素晴らしき誤解」


ベア子がロズっちをエキドナの棺の前でボコっている(靴で殴るご褒美)時、墓所の外ではエミリアがスバルに意を決した「大事なお話」をしておりました。

『ちゃんと話しておかなきゃって…私の…お腹の赤ちゃんの話を!

エミリアたん…赤ちゃんは鳥が運んできたり、キャベツ畑で収穫したりしないよ』

『でも!男の人と女の人がチューしたら赤ちゃんが出来るんでしょ!?』

できません。

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まあ、リューズさんのクローンたちを見た時に、

『こんなに一遍に(産むなんて)…リューズさんのお母さんってすご~く大変だったんじゃ?』

という素敵な発言をしていたので、そっち方面は疎そうな感じはしておりましたが、まさかここまでとは。

吹き込んだのはパックのようですが、まだ実体化は無理そうなので弁明は先送り。

さて、この後、スバルはどう説明したんでしょう。



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★本日3月27日はマイケル・ヨーク(1942~)の誕生日(おめでとうございます!)。

マイケル・ヨークと言えばas himselfで登場した「悲愁」(今日、ビリー・ワイルダーの命日じゃん!)がイチオシですが、本日は後の香ばしいキャリアの先鞭となるこの作品を。

おっとタランティーノも今日誕生日ですね。スルーしようかと思いましたが折角なので総花的にこれを。