デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

【肩書+フルネームは】Re:ゼロから始める異世界生活 #47【ビジネスマナー】

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『腸(はらわた)狩り…エルザ・グランヒルテ』

『聖域の超最強の盾…ガーフィール・ティンゼル』

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命のやりとりに値する相手と分かればまず名乗り。

肩書+フルネームはビジネスマナー。

Re:ゼロから始める異世界生活/第47話・水面に映る幸せ」(2021年3月3日深夜BS11放送/土屋浩幸演出)

エルザvsガーフィール開戦を皮切りに、庭ではフレデリカと魔獣使いメイリィが対峙。

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『お客様、ここから先はメイザース家流のもてなしにお付き合いくださいな。さあ、おいでくださいませ。今日の私は苛烈ですのよ…お覚悟!』

殺し合いの時でもおもてなしの心を忘れてはいけません。

そして屋敷内ではスバル、ペトラ、オットーの前に魔獣除けの効かないイレギュラーに強そうな怪物さんが「お晩です」。

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屋敷内全てがバトルフィールドワハハ本舗浅草花やしき全域を使って同時多発小ネタ合戦を繰り広げた興行を思い出します。

一方、聖域。墓所。二つ目の試練に挑むエミリア

お題は「ありうべからざる今を見よ」。

それは存在したかもしれないもうひとつの今。フォルトナ母様とジュース(勿論、魔女因子を取り込む前の美男子)と3人、穏やかに過ごす日々。

そのまま留まっていたいと願わずにはいられない理想の世界。しかし、そんな現実はどこにもなく…。

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『(ここに留まれば家族とも別れず、故郷も失わず、迫害もされないのに)どうしてそんな未来を望むんだ?』

アーチの問いかけ。

かっこよくしていたいの。憧れのフォルトナ母様みたいに。優しくて強いジュースみたいに。最後の最後まで私を怖がらせないように笑ってくれてたアーチみたいに。独りにしないで守り続けてくれたパックみたいに。大切な人のために一番その人のためになる事をしたいと願えるラムみたいに。友達のために頑張れるオットーくんみたいに。弱音も泣き言も絶対に言わなかったガーフィールみたいに。傷だらけで苦しんで私を好きだって言って無茶ばっかりするスバルみたいに。あの人たちにかっこつけられる私でいたい

だから私は大丈夫。外の世界なんて怖くないと断言するエミリア

良かったなぁオットー。ちゃんとかっこつけたい相手に混ぜてもらっていたぞ(フレデリカの優先順位では男の範疇にも入っていませんでしたが…)。

『私にこの世界を見せてくれてありがとう、エキドナ』

背後に立つエキドナの両目からは何故か涙が。

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『君が憎い…ただ、君が…憎い』


その言葉の真意は分かりませんでしたが、ふたつめの試練はこれにてクリア。

高台から湖に飛び込むエミリア。水面に触れる刹那、湖面に映る自分の顔を。

鏡を見ることが出来なかった容姿に対するトラウマの克服。

『なぁんだ。思ったよりフォルトナ母様に似てなくて…ざぁんねん』

墓所を出たエミリアを待っていたのはアーラム村の村民、そして聖域の住人たち。

全員が信じて待つ。エミリアの三つ目の試練克服を。聖域の解放を。

三つ目の、最後の試練は「いずれ来る災厄に向き合え」

依然、ラムはパックと共にロズワールと戦闘中。

エミリアが挫ければ聖域は解放されず、ラムが折れれば大雪と共に多兎の群れが襲来し、スバル落ちれば問答無用で死に戻り(セーブポイントどこになるんだろう)。

ベアトリス説得の詰めを誤ったのが気になりますが、サドンデスの行方は…

 

 

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 ★本日3月5日はジョン・ベルーシ(1949~1982)の命日(合掌)。

出演者の大半が鬼籍に入ってしまいましたが、この作品の輝きは永遠です。