デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

【スバル直伝】Re:ゼロから始める異世界生活 #41【名乗りのポーズ】

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『私の名前はただのエミリア
 エリオール大森林で生まれた氷結の魔女!
 同じ魔女の悪意になんて屈してあげない。
 わたし、面倒くさい女だもの!』


天を指して名を名乗る。そのポーズはスバル直伝。

人は名乗ることでその人になる。そう、名乗りこそドラマ。

にしても自覚あったんだな、エミリア

Re:ゼロから始める異世界生活/第41話・クウェインの石は一人じゃ上がらない」(2021年1月20日深夜BS11放送/古賀一臣演出)

OP無しED無し。終了25時29分45秒。次の番組まで15秒。最早トイレに立つことすら許さないギリギリ放送。

面倒くさい女エミリアを堕として墓所から出てきたスバルを待ち受けていたのはガーフィール。

何故、ガーフィールは墓所の解放(結界の破壊)を頑なに拒むのか。

外の世界を忌むのは自分と姉を捨てて村を出て行った母親への怨嗟か。

違う。

村を出た直後、母は崖崩れに遭って死んでいた。そのことを幼少期に墓所の試練で知ったガーフィール。

『俺は…母さんに幸せになってほしかった!俺たちの悲しさも寂しさも、その幸せのために意味があったんだって思わせて欲しかった。俺に母さんを恨ませて欲しかった!』

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『この分からず屋が…。お前を徹底的にねじ伏せて教えてやる。お前は優しい大馬鹿野郎って事をな!』

ガーフィールの中の人が一方通行さんなので、ここの展開は完全に「そげぶ」

『勝手に見限ってんじゃねえ! いつだってどんな時だって、やりたい、変わりたいとそう思った時がスタートラインだろうが! また顔を上げて歩き出すのを誰がどうして諦めろなんて言えるんだ! そうだろう、ガーフィール! そうだろう、エミリア! なあ…そうだろう、レム!』

ガーフィールの獣化をパックの宿った結晶で打ち消しタイマン勝負。

ガーフィール渾身の右フックを身じろぎもせず顔面で受け止めたスバルは、ペテルギウスの魔女因子による怠惰の権能「見えざる手」を発動(まるでドラゴンストライクだ)。

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≪その幻想をぶち壊す!≫


ま、留めを刺したのはメインヒロイン、パトラッシュでしたが…。

闘い済んで…気が付けばエミリアの膝枕。

『怠惰の魔女因子。見えざる手のひら、知覚外の衝撃…いや、不可視なる神の意志…インビジブルプロビデンスと名付けよう』

厨二だなぁスバル。

一方、インビジブルプロビデンスとパトラッシュアタックを喰らったガーフィールは愛しのラムの膝枕(何だ、この風景)。

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『半端に留まっていたくないなら、立ち止まっていないことを証明すればいいわ』

墓所を指さすラム。そこはかつてガーフィールが挫けて帰ってきた試練の場所。

『ガーフが変われるのか、それともうずくまったまま動けない小さな子供のままなのか。自分の眼で確かめたらいいのよ』

再び墓所の試練に挑み、己の過去に決別したガーフィール。

スバルを大将呼ばわりして懐いてくる辺りも一通さん同様でキャラ丸被り(笑)。

試練の第一段階を突破したガーフィールでしたが、第二段階には進まず。

それはエミリアの成すべき仕事。

挑むエミリア

『あれだけ醜態を晒して、よくもまあおめおめと顔を出せたものだね』

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速攻、精神的揺さぶりをかけてくるエキドナ。

堂々名乗りをあげて受けて立つエミリア。今度こそ行けるか。

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この値千金の笑顔に賭けて。

 

 

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