『あ!私も…「あまりにも人間描けないけどちゃんと友達いますか~?猫とか虫とかしか話し相手いないのでは~」とか言われて…ズバリ図星!』
コミュ障で超マイナス思考で豆腐メンタルで気弱(動揺すると「あばばばば」)の女子高生4コマ漫画家・萌田 薫子(もえた かおるこ。PNかおす。以下かおす)。
念願の雑誌デビューを果たしたものの、アンケート最下位。
《この子は独りでいない方がいい》という編集担当・編沢の計らいで、プロ漫画家(全員JK)が入居する「文芳社女子まんが家寮」に。
そこには、少女漫画、熱血漫画、そしてエロ漫画を描きまくる仲間たちが…。
というトキワ荘(いやどちらかと言うとひだまり荘)リスペクトなキャッキャウフフ。
「こみっくがーるず」
(2018年4-6月放送/徳本善信監督)
アンケートで「ここまでリアリティのない女子高生は初めてみた」と書かれてしまう現役女子高生かおす。
友達がいないので、女子高生という概念を実感できず、他人事としてしか捉えられない、その視線は完全におっさん。
『(怖そうな担任教師を見て)私も美人教師に叱られたいです…』
『(後ろから胸を押し付けられて)神様ありがとうございます!』
ルームメイトは少女漫画家・恋塚小夢(こいづか こゆめ)、同居人は熱血少年漫画家・勝木 翼(かつき つばさ)、そしてエロ(ティーンズラブ)漫画家・色川琉姫(いろかわ るき)。
色川のエロ漫画はかおすには刺激が強すぎる「大人向け(でも本質は恋愛漫画)」。
中の人は澤村・スペンサー・英梨々に続いてエロ漫画先生役。
個人的お気に入りは第4話「くんずほぐれつランデブー」。
初コミックス「くんずほぐれつランデブー」の出版を記念して企画された色川琉姫(PN爆乳♡姫子)サイン会。
こんな恥ずかしい漫画…しかもPNとは真逆の貧乳、とても人前になんか…と悩む琉姫でしたが、蓋を開けてみれば温かな視線に囲まれて満員盛況。
『漫画…描いてよかった。熱出て寝込んだ日も…実家のわんこ死んじゃった日も…泣きながら…Hな漫画を描いてて…。私…ずっと間違った道を歩んでるって思ってた…なりたかった漫画家と全然違うって…でもなんか吹っ切れた…私もう自分の漫画を恥ずかしいと思わないことにする!』
個々のキャラが立っていて、それぞれに悩みを抱え、きちんと乗り越えていく。他の日常系きららとはちょっと一線を画する成長系アニメです。
もうひとつツボだったのは、かおすの没ネーム。
何度出しても編集から却下される没ネーム。その中に「恋愛経験がないため、男らしさの基準が持てず、田舎の父親を重ねて《男らしさ=薪割り》になってしまう」というものが。
これ1回なら笑えないのですが、ラブコメ、ちょいエロ、異世界ものと3本立て続けにオチが「そいやー(パカーン)」になると完全にツボ。
笑かしてもらいました。
おまけ
中盤から参加してくる屋根裏部屋の住人・怖浦 すず(ふうら すず)。1年先輩のホラー漫画家なのですが、あなた「しょびっち」にも出てませんでした?
左:怖浦先輩。 右:静森早夜@『僕の彼女がマジメ過ぎる処女ビッチな件』
共通点はどちらも髪を上げると美人という事でしょうか。
★折角なので「きらら4コマ」の大先輩「ひだまりスケッチ」を一気におさらい★
★ついでにこちらも。