『ウィッチかしら?』
『どの部隊にも出動命令は出てないはずだけど…』
『命令違反かな…』
『そんなのあの人だけで十分ですわ』
あの人とは勿論、
『宮藤!やっぱりお前は宮藤だな!』
ただ≪守りたい≫の一心で「軍規って何?」な独断専行に走る宮藤、それを豪放磊落に笑い飛ばす坂本少佐。
整備不良のストライカーユニットを力任せな魔法力で制御し飛び立つ宮藤。
何だこの安心感。
「第501統合戦闘航空団 ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN/第1話・アルプスの魔法少女」(2020年10月8日BS11放送/亀井隆広演出)
501部隊再結成までの短期間、ヘルウェティア連邦のローザンヌ医学校で医学を学ぶことになった宮藤芳佳(みやふじ よしか)。
訪れたのは501統合戦闘航空団の所属を正式に外れることになった坂本少佐。
この二人の再会から始まるのはいいですね。
医学校の親友アルテアは宮藤がウィッチであることも(勿論501の所属であることも)知りませんでしたが、サーカスの暴走熊から救ってもらって現地妻に(何人目だ宮藤)。
このアルテアの父上がヴェネチア海軍・戦艦ドージェの艦長なのですが、最近音信不通(手紙を書いても返事が来ない)。
『手紙が駄目なら無線を使えばいいじゃない』という宮藤のルールレスな提案に坂本が乗って軍用無線私物化。
交信の結果…今、戦艦ドージェの眼前には動く氷山が…。
ネウロイか? いやネウロイは水に弱いはず。不確かな情報で出動要請はかけられない。
『私がアントウェルベンまで飛びます!救助要請じゃなくて私が勝手に行くのは問題ないですよね!?私、守りたいんです!』
キリっと告げる宮藤ですが、いやそれ十分問題だろ。
しかし、長い付き合いの坂本少佐と宮藤の間に軍規などと言う矮小な障害は…あるだろ普通。でもそこを気にしないのが坂本の懐深さ。
確かヘルウェア空軍基地にストライカーユニットの購入履歴があったはず。
早速GO! 確かにストライカーユニットはありました。ありましたが…。
『蜘蛛の巣…』
『おい!この機体ほんとに飛ぶのか!?』
『はっ。た…多分…』
『多分だと!?』
どこからどう見ても整備不良、と言うか整備した気配すらない。それでも宮藤は飛ぶ。
魔道ポンプが詰まって魔法力が半分しか伝わらないのならば倍の出力で飛べばいい。
このチート無双の心地よさ。
一直線に伸びる飛行機雲を各地から見上げる旧501部隊の面々。
ドージェは動く巨大氷山と戦闘中。そして氷山から宮藤にビーム攻撃。
やがて氷山は変形して超巨大な氷山型ネウロイに…。
宮藤がビームの一斉砲撃を喰らったところで「つづく」。
見事な引きでした。やはり本家は風格があります。
これで今期「謎の巨大生物群と闘う美少女戦隊」3本が出揃いました。今後各々がどういう展開を見せるのか楽しみです。
★プレイバック!シーズン1
★プレイバック!シーズン2
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★本日10月11日は清水健太郎の誕生日(おめでとうございます!)
何か最近やたら曼荼羅畑登場回数の多くなった健太郎さんですが、今日は若き日のお姿が拝める3本を。