「ガルパン」で重量188㌧のマウスが出てきた時ものけぞりましたが、今回はこの比ではありません。
重量約1,000トン、全長39m、全幅14m、高さ11m、陸上戦艦の異名を持つ超巨大戦車「Landkreuzer(陸上巡洋艦) P1000(秘匿名称:ラーテ)」の登場です。
マウスは試作機まで辿り着いていますが、ラーテは構想のみ。純度100%の妄想戦車。
構想図(妄想図?)
280mm砲×2+128mm砲×1。砲のデカさだけで言えば「ガルパン劇場版」に登場した600mmカール自走臼砲、「ブレイブウィッチーズ」第10話に登場した800mm列車砲に劣りますが、砲の操作に1,400人を要する列車砲に比べ小回り(?)が利く上に連射が可能。
自重のために橋も渡れず、軟弱地盤に嵌れば走行不能、損傷時には回収不能という弱点の佃煮のような戦車ですが、いいじゃないですか、そんなことは。
ネウロイに立ち向かえるのはドイツ誇大妄想の結晶体しかありません。
「ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN/第11話・ロード・トゥ・ベルリン」(2020年12月17日BS11放送/田中春香演出)
501各メンバー(ラブラブカポォ)の愛と絆を描くため、延び延びになっていたベルリン奪還作戦がようやく始動。
ベルリン上空を覆っていたネウロイを首尾よく殲滅…したかに見えましたが、ネウロイは壁に姿を変えてベルリンを包囲(ベルリンの壁だ!)。
ゼーレじゃないよ。
本体はベルリン中央部に鎮座。空から近づけばビームの餌食。ならば地上戦だ!という事でパットン大戦車軍団が進撃開始。
将軍自ら乗り込んだのが陸上巡洋艦ラーテ。
デカい!デカ過ぎる!
先の戦闘で魔法力を使い果たして空も飛べなくなった宮藤も衛生兵としてラーテに。
景気よくネウロイの壁を打ち破ったラーテでしたが、ドーム状に変形したネウロイに包まれて音信途絶。
コンクリートに囲まれたフラックタワー(防空要塞/高射砲塔)に避難。生きていた有線で通信。
フラックタワー(Flak Tower)…空襲から戦略上重要な都市を防衛するための都市防空設備として建築した、鉄筋コンクリート製の巨大な高層防空施設。現実には、第二次世界大戦中にドイツ空軍が、連合国の空襲に備えて構築したもの。そこをラーテに乗り込んだパットン将軍が利用するんですからアニメは東スポより奇なり。
※因みに明日12月21日はジョージ・パットンの命日です。
これを聞きつけた坂本少佐(宮藤用に調整したユニット「震電」とハルトマン妹の作った愉快な発明品の数々をB-17に詰め込んで後方移動中)は即座に行先変更、一路ベルリンへ。
上空からの攻撃は不可能と判断した501部隊は地下道を使っての侵入を試みる(何か「シグルリ」第2話で海ほたるの海底トンネルを使ってピラーのドームに侵攻した話と激しく被るような気がいたしますが、今期はシンクロも楽しみの内なので問題ありません)。
次回、最終回「それでも私は守りたい」。
おまけ
第502統合戦闘航空団「ブレイブウィッチーズ」雁淵ひかりゲスト出演!
最終回で出番あるか!?
★「ブレイブウィッチーズ」の列車砲はこちら。
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★本日12月20日は田中徳三監督(1920~2007)の命日。
田中監督と言えば「兵隊やくざ」ですが、馴染みになったのは主戦場をTVに移してからなので、どうしても印象は必殺シリーズ一色。
本日は曼荼羅畑でとりあげた数少ない劇場本編を。
★で、もうおひと方、本日は森田芳光監督(1950~2011)の命日でもあります。
あまりいい意味で取り上げていないので、ちょっと心苦しいのですが、今日はこの2本立てで。
★本日のTV放送【21:00~BS日テレ/日曜ロードSHOW】