『って言うかちょ…今凄いトコ掴んでるんだけどー！』
『いや侵入者を捕まえてるだけだから』
『もうお嫁にいけない…』
責任とれよ、カズマ。
「この素晴らしい世界に祝福を！３／第３-４話」（2024年4月24日・5月1日TOKYO MX放送／安部祐二郎監督）
ベルゼルグ王国の第一王女アイリスに魔王軍討伐の武勇伝を語った後、アイリスの茶目っ気で王都に連れていかれた（テレポートに巻き込まれた）カズマ。
そのまま客人として城に住み、贅沢三昧。しかもアイリスが「お兄ちゃん」と慕ってくれてこの世の春。
しかし、カズマの存在はアイリスに悪影響しか与えないと判断した側近（護衛の女騎士クレア）はカズマを追い返そうと画策。
何か武勲をあげれば城に残れると思ったカズマは、巷で噂の（悪徳貴族を狙い撃ちにして財宝を盗んでいる）「義賊」を捕らえる事を宣言（ここまで第３話）。
適当にやる気だけ見せて行動は先送りにするつもりでいたら、レインがあれこれ手を回して逃げられない状況に。
仕方なく（帰ってこないカズマを心配して王都に来たアクア、ダクネス、めぐみんを連れて）悪徳貴族代表のアルダープ（１期最終話で機動要塞デストロイヤーのコアであるコロナタイトを屋敷に転送され、２期１話でカズマを裁判にかけた因縁浅からぬ人。次のお話「億千万の花嫁」の重要関係者）のお屋敷へ。
『（ダクネスに）どうぞご遠慮なくいつまでもご滞在ください』
というアルダープの発言を聞いた瞬間、
『いつまでもご滞在くださいって許可がおりたぞー！俺の部屋は一番大きな客室だー！』
ダッシュで２階に駆け上がるカズマ。抜け駆けは許さんと後に続くアクアとめぐみん。
『すみません、うちの仲間が…すみませーん！』
ダクネスの絶叫謝罪に被ってOPイントロ。素晴らしい。
再びのお屋敷暮らし。カズマはメイドさんにマッサージをお願いし、アクアは屋敷内の高級酒を飲みつくし、めぐみんは近郊に日課の爆裂魔法をぶちかまし…。
流石に同情しますアルダープさん（と日々謝罪に追われるダクネスさん)。
風呂場に仕掛けたマジックミラーを巡るカズマとアルダープの攻防とか結構微笑ましくて実はこのおっさん似た者同士のいい奴なんじゃないかとすら（勿論それは大きな間違い）。
結局、酒池肉林の日々を送るだけで義賊はその姿を見せず、滞在予定最終日を迎えましたがその夜…。
不法侵入者発見！ 潜伏スキルで気配を消して近づくと後ろから羽交い絞め（というか抱きつき）。
『ひょっとしてカズマくん!? って言うかちょ…今凄いトコ掴んでるんだけどー！』
『いや侵入者を捕まえてるだけだから』
『あたしだよ！』
義賊の正体は盗賊のクリスでした。
『もうお嫁にいけない…』
一体ドコ掴んでいたんだカズマ？
クリスを引き渡すわけにはいきませんが、黙って逃げられたという訳にもいかないので「バインド」（拘束スキル）をかけてもらって不可抗力の状況捏造。
駆け付けて来たアクアらは芋虫状態のカズマを見てニヤリ奸計。
ダクネスはここぞとばかりにこれまでのストレスを大発散。
『ほら言ってみろ！ここ最近調子に乗ってすみませんでしたと言ってみろ！この私に迷惑ばかりかけてごめんなさいって言ってみろ！恥をかかせてごめんなさいって言ってみろ！』
緊縛カズマに馬乗りダクネス。口にプリンねじ込み憂さ晴らし。
これ立場逆だったらダクネス３回はイッているでしょうね。ってかいつからドMからドＳにジョブチェンジしたんだダクネス？
みすみす義賊を逃したという事で元々低かったカズマの株がダダ下がり。城も追われて木賃宿。その窓から入って来たクリスを再び押さえて抱きしめまさぐって…。
『ねえ！侵入者が私だって確信してから抱きつかなかった!?』
ここでようやく義賊の活動目的が明らかに。
クリスが行っていたのは超強力レアアイテム「神器」の回収。
神器は黒髪黒目で変な名前の冒険者だけが入手できるチートアイテムですが、元の所有者の手を離れたものがふたつもこの王都にあるらしい。
悪用されたらとんでもない事になる神器。その探索と回収（盗難とも言う）をカズマに手伝って欲しい、と。
嫌なこったと追い返すカズマですが、そこに魔王軍襲来のアナウンス。
最弱職冒険者の出番なぞあるわけもありませんが、高ランク冒険者の後ろに隠れて適当に戦果を上げればワンチャン城に残れるかも…。
姑息な打算を胸に、嫌がるアクアを引きずって戦地へ（見事な引き絵です）。
さて戦闘の結末は…。
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★本日のTV放送【20:00～BS松竹東急／よる８銀座シネマ】
