景気よく狂った(発症した)レナの包丁乱舞で「鬼隠し編」とは一味違う血まみれバッドエンドを迎えた「鬼騙し編」。
全てをリセットして再トライ。
鍵を握るのは魅音の双子の妹・園崎詩音。
「ひぐらしのなく頃に/第5話・綿騙し編 其の壱|第6話・綿騙し編 其の弐」(2020年10月29日|11月5日BS11放送/川口敬一郎監督)
今日の部活は学校外。街のゲームショップで勝ち抜きゲーム大会。
盛り上げてくれた部活メンバーにはショップからお礼の品(ぬいぐるみorドール)が。
圭一にも愛くるしい(正直言えば不細工なおっさん顔の)ドールが渡されましたが…。
これをレナにあげたのが「綿流し編」のバッドエンドフラグでしたが、今回は…。
梨花の口添えでドールは魅音に。
左:綿騙し編 右:綿流し編
おおっといきなりフラグ回避。梨花グッジョブ。
「鬼隠し(騙し)編」では大石刑事に連れられて入ったムフフなファミレスAngel Mort、今回は父に連れられて。
そこでウェイトレスとして働いていた魅音と瓜二つの双子の妹、詩音に遭遇。
魅音はがさつで粗暴(に見える)、対して詩音はしとやかで繊細(な印象を受ける)。
学校で昼飯を喰いっぱぐれた圭一に弁当を差し入れたてくれた詩音(でも中身は多分魅音)。
玄関の姿見のせいで、まるで魅音と詩音が揃って差し入れに来たかのような錯覚を。上手い演出です。
レナの『人は見かけによらないっていうことだね。むしろ、見かけとは逆が真実かもしれないよ?』がドストレートなヒントになっています。
ファミレス前で不良3人組に絡まれた圭一。その3人組を一喝した詩音。
更にいつやって来たのか、その周辺を十重二十重に取り囲む雛見沢の人々。
かつて雛見沢がダムの底に沈められようとした時に、住民が一丸となって戦い、建設計画を白紙撤回させた事があったと圭一に語る詩音。だから、雛見沢の住人である圭一に絡んできた不良も全員で撃退したんだ、と。
『ひとりの敵は全員の敵なんです』
詩音の後ろ姿にうっかり魅音と声を掛けてしまう圭一と返事を返してしまう詩音。
今、目の前にいるのは魅音か詩音か。
そもそも詩音は存在するのか(圭一は、詩音は魅音のなりすましだと思っていた)。
この疑念は魅音と詩音が同時に存在しているところを圭一が目撃することで氷解。
流石にそういう「悪魔のシスター」的飛び道具は出して来ませんでしたか。ちょっと安心(笑)。
そして迎えた綿流し当日。
圭一はフリーのカメラマン・富竹と療養所に勤める鷹野の口からお社さまの祟り…ダム建設現場で惨劇があってから、毎年、綿流しの日に1人が死に、ひとりが行方不明になる…の話を。
夜、神社の巫女として梨花が奉納の舞を披露している間に、圭一と詩音は裏山へ。
そこには神社の祭具殿に忍び込もうとしている富竹と鷹野が。
一気に祭具殿の中まで見せるかと思いきや、入り口で「つづく」。引っ張るな~。業はオリジナルに比べて序盤の動きが緩慢です。
今の所、「綿流し編」との違いは、ゲームショップで貰った人形をレナではなく魅音に渡したこと、圭一に絡んで来た不良が駆け付けた大石刑事らに拘束された事くらいしかありません。
祭具殿に入る事でお話が分岐する(綿流し編とは違う人間が犠牲者になる)のではないかと思うのですが、果たして…。
★ご参考【双子の姉妹と言えばやはり…】
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★本日11月8日はアラン・ドロン(1935~)の誕生日(おめでとうございます!)。
主題歌一番は「ル・ジタン」ですが、今日のところは地味なのに華々しいこの作品を。