『静かです』
『ここはもう海の中のはずよ』
お姉様とふたり。音のない世界を深く静かに。
嗚呼、これは…。
『静かね。この辺りで生きているの、私達二人だけね』
『ごめんなさい、お姉様まで…』
『いいのよ。ノリコと一緒なら』
ならば〆の台詞はあれしか…。
「アサルトリリィ BOUQUET/第12話・ブーケ」
(2020年12月26日深夜BS-TBS放送/長原圭太演出)
大気圏外を弾道飛行、地球を一周して百合ヶ丘に着弾した3体のヒュージは周辺のマギを吸い取り干渉しながら1体のヒュージに。
チャームにマギが送り込めず、全リリィが戦闘不能。
カリスマを有する梨璃と同じくカリスマ持ちだった美鈴に術式を書き換えられたダインスレイフを持つ夢結を除いて。
夢結の手に取られたダインスレイフは即座に自身の持ち主を認識。
『あなた、まだ私を覚えていてくれていたのね』
ダインスレイフを持った夢結はルナティックトランサーを発動しても暴走することなくこれを制御。それはまるで美鈴に守られているよう。
梨璃のカリスマとダインスレイフがヒュージの展開する結界に干渉したのか、リリィたちにマギが復活。
結界そのものが消失したわけではないので近づけはしませんが攻撃は可能。ならば…、
『ノインベルト戦術、してみませんか?』(郭 神琳)
しかし肝心の専用バレットが…ありました。楓のポケットの中に。別れ際、梨璃が忍ばせた置き土産。
ヒュージの結界の外側から外側へ。超長距離なマギスフィアのバトンリレー。
1回はヒュージにインターセプトされますが、夢結&梨璃が奪回。
この時、二人が盛大な痴話喧嘩をしながら飛び回っているのが笑えます。
今回タイトル画像腹案
『たまには私の言う事を聞いたらどうなの!?
シュッツエンゲルなのよ、私は!
なのに梨璃は私の言う事なんかいっつも聞かなくて!』
『ええ!? お姉さま、私の事そんな風に思ってたんですか!?』
『あなたはいつも気がつけば私を置いてきぼりにして…自分より他人の事に一生懸命で…』
奪い取ったマギスフィアを更にアールヴヘイムのメンバーがリレー。更にローエングリン、レギンレイヴ、ついでに生徒会のメンバーが加勢。
再度、一柳隊も加わり、全生徒でマギスフィアをリレー。その度にスフィアのマギは強大になり、受け止めるチャームも1回で使用不能に。
最大級となったマギスフィアを夢結と梨璃が受け止めて三度目の共同作業「ヒュージ入刀」。
ヒュージ大爆発。跡には何とババンババンバンバンな温泉が!
ここで学年混合(=混浴)大温泉祭。流石最終回、大盤振る舞いです。
温泉で汗と海水流したら最終決戦。
現在、由比ヶ浜ネストには、ネストの主と思われるアルトラ級(全長400m-1km)ヒュージのみで現在は活動停止中。殲滅の好機。
しかし、マギスフィアのバトンリレーで全てのチャームが使用不能。最後に残った一振りが…ダインスレイフ。
術式を再度書き換えられ、ヒュージ瓦解のバグを仕込まれたダインスレイフ。託されたのは夢結&梨璃。
オスプレイからパラシュート…ではなくパラソルで降下(メリー・ポピンズですね)した二人はゆっくりとヒュージネストの深層部へ。
本日2回目(通算4回目)のヒュージ入刀。爆発と海水の侵入。ここで制服のリボン解いたら機密型救命ボールに早変わり。どんだけ高機能なんだ百合ヶ丘制服。
由比ヶ浜に打ち上げられたボールを割ったら半裸の二人が手を取り合って…ってこれアレですね。007ラストのお約束。
左下は「007 私を愛したスパイ」のラストで回収された救命艇。中では勿論…。
最終回は「トップをねらえ!」リスペクトでした。ならば最後の台詞はこれしかありません。
『おかえり!』『おかえりだ』『おかえりなさい』
『…ただいま!』
2期、やってくれないかなぁ…。
★そう言えば「ストライクウィッチーズ2」も盛大に「トップをねらえ!」リスペクトをかましていたなぁ…。
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★本日12月28日は田宮二郎(1935~1978)、岸田森(1939~1982)の命日。
悩みましたが各々この作品で。まずは田宮二郎。
続いて岸田森。