逃走車両を追う様子を車載カメラで映しながらの独白。
『I am the police』に始まり『We are the police』で終わる長い独白は警官の矜持であると共に作品の内容を説明するリードであり、当たり前のように命のやりとりが発生するLAPDの日常描写でもあります。
『俺たちは警官だ』
「エンド・オブ・ウォッチ」
(2012年/デヴィッド・エアー監督)
LAPDニュートン警察署の凸凹コンビ、ブライアン・テイラー巡査(ジェイク・ギレンホール)とマイク・ザヴァラ巡査(マイケル・ペーニャ)は今日も危険な街をパトロール。
そこは黒人系とヒスパニック系のストリート・ギャングが鉛弾飛ばし合う貧民街。
車載カメラ、記録用カメラなどによるPOV映像に映画としての視点(所謂“神の目”)を織り交ぜた微妙な距離感で綴るLAPDグラフィティです。
パトロール警官が日々接する事件なので、普通なら「取るに足らないものばかり」になりそうなものですが、流石は犯罪発生率全米第2位のロサンゼルス、「これが日常ですか、そうですか」なものばかり。
警官も安全からは程遠く…。
どれくらい危険かと言うと…。
そんな中、マイクに子供が生まれ、ブライアンに彼女が出来…(嫌なフラグだなぁ)。
そもそもタイトルに“そういう意味”がある(らしい)ので、英語に堪能な方はある程度オチが読めちゃいますが、好きです、こういう現場モノ。
★LAPDの日常と言えば…
★ジェイク・ギレンホールと言えば、やはり…
★あまり美味しい役とは言えませんでしたが、マイケル・ペーニャものもひとつ。
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★本日のTV放送【19:55~BSテレ東/シネマクラッシュ】