ローアングル×遠近配置×回り込み。
これぞ特撮アングル！
なんて分かったような物言いが弾けて砕けてすっ飛んでいく見せ場の嵐。
ゴジラキャラNo.1決定戦「G（Godzilla）1クライマックス」（☜勝手に命名）、第一試合は前座と呼ぶにはあまりにビッグな組み合わせ。
「ゴジラS.P≪シンギュラポイント≫／第２話・まなつおにまつり」（2021年4月8日BS11放送／筑紫大介、鈴木拓磨演出）
突如、お祭り広場に舞い降りた謎の翼竜。迎え撃つはアトラクション用に搬入されていたオオタキファクトリー謹製・汎用人型（以下略）、ジェットジャガー。
仰角で特設ステージや屋台、野次馬を間に挟み込みながら、景気よく回り込むカメラ。実写だと横移動が限界ですが、そこはアニメの底力。
ジェットジャガーはパトレイバーと同じ搭乗型有人操縦（パイロットはおやっさん）。
この日の為に練習していたのか!?な口上（弁天娘女男白浪-べんてんむすめめおのしらなみ-と武士の名乗りの併せ技）と共に参戦したおやっさんでしたが、言い終わらぬうちにボコボコ。翼竜が強いのかジェットジャガーが弱いのか。
が、しかし、そこは現代科学の申し子、パイロットがいなくてもタブレットで遠隔操作が可能…だったのですが、プログラムがアトラクション用ゲーム仕様。
ユンはコントローラーと一緒に体が動くタイプの人のようです。
ユンが戦闘中にプログラム書き換え…ますが再起動に70秒！
マンパワーで時間稼いで、試合再開…したら翼竜が全身から高熱を放って自滅（力尽きて墜落。オリジナルへのリスペクト満開）。
ここまで正味6分半。何と言う高密度。
謎の翼竜はケツァルコアトルス（「空の大怪獣Q」だ！）との類似を指摘されましたが、体内から放射性物質ラドンが検出された事から「ラドン」と命名されました。
その後、波打ち際に打ち上げられる複数のラドンの死骸。更に…
赤潮で染まった海からトビウオのように羽ばたくラドンが１体、２体、３体…日本野鳥の会もお手上げなラドンの大群。
『次来る時は群れだ』…おやっさんの予言的中。
まるでゾイガー（その後には邪神ガタノゾーアが控えていた）。
ギャオスも「ガメラ3 イリス覚醒」のラストでは群れになりましたね。
より大きな災厄の予兆が…。
おまけ／今週のヒロイン
大滝ファクトリーの女性職員・金原さとみが新登場。唇ピアス（チェーン付）なパンク御姐様です。
メインヒロイン神野銘は今回能動的な出番なし。でもすだちうどんをすする様が実にプリティでございました。
今週は正式OP/ED（途方に暮れる情報量）、ミサキオクの集密資料庫に眠っていたマイクロフィッシュを再生するための装置探し（お好きな人にはたまらないレトロ機械のショーケース）とか、喰いつきどころ満載でした。眼を離すとおいてきぼり喰らいそうです。
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★本日４月10日は淀川長治先生（1909～1998）の誕生日。
最早先生の口上を聞くことは叶いませんが、先生の解説がおまけについたソフトはあります。本日は古典中の古典をふたつほど。
★本日のTV放送❶【22:00～BS-TBS】
★本日のTV放送❷【27:15～テレビ東京／サタ☆シネ】
