『あなたが? ブレイクと言うよりはホイットマンね。
それが地獄の扉を閉める鍵?』
『リー博士の遺言です。これを東京に届けるようにと』
マキタの手から外務省の鹿子行江(カノコ・ユキエ)の手に渡ったアタッシュケース。中身は多分…。
しかし、ホイットマンと言われてもチャールズ・ホイットマン(テキサスタワー乱射事件の犯人)しか思い浮かばない偏差値貧乏な人間にとって、ウィリアム・ブレイクとウォルト・ホイットマンはちょっとハードルが…。ってか何でここでブレイクとホイットマンなのよ。
この話の登場人物って無駄に知性と教養と科学的考察を身につけすぎてません?
ってかやっぱリー博士は先々週ラドンに喰われてたの? 先週のお食事シーンは時間軸いぢったトリック? ったくややこしい真似を。
「ゴジラS.P≪シンギュラポイント≫/第11話・りふじんながくふ」(2021年6月10日BS11放送/孫承希、鈴木拓磨演出)
ミサキオクの地下に眠っていた巨大生物の骨は自衛隊が徴発。輸送用ヘリで運び出し。
仕切っているのは独立自営ジャーナリスト、海建宏(カイ・タケヒロ)。
何者なんだよ、海建宏。
リー博士を失ったメイはインドに入り、BBからの手土産をマキタに託すと単身シヴァへ。
そこには世界を救う鍵、超時間計算機が。
超時間計算機、それは地底深く穿たれた穴。
『特異点を地下2000mから20年かけて引き上げ中だ。ここまで持ってくるのにあと7年ほど掛かるがね』
施設全体が巨大な計算機。完成すれば世界を大きく変えることが出来る…はず。
と、ここでBBの悪さ(完成ほやほやのオーソゴナル・ダイアゴナライザーの在庫をガメて各国にバラまいた。→鹿子の手に渡ったのも多分このうちのひとつ)が露見。
即座に施設全体がロックされて脱出不能になりましたが、シヴァの責任者・ティルダと協力関係にあったはずの政治家マイケル・スティーブンの手引きで脱出成功。
マイケル、BB、BBの娘リーナ、メイ、そしてペロ2が向かった先は遺跡。
『(シヴァの地下施設から姿を消した)シャランガはここから出て来た。って事は、奴が来た道を辿ればシヴァの真下に行ける(はず)』
呼称統一しようよ。劇中呼称はシャランガなのに公式HPだとサルンガとかややこしいじゃん(タイムパラドックス的理由があるのかもしれないけどさ)。
で、ここでも待っていたのはメイをヘッドハンティングした海建宏。
だから何者なんだよ、海健宏。
施設地下には紅塵(アーキタイプ)の湖。ここをボートで遡行。施設地下から超時間計算機にアクセスできれば完全なオーソゴナル・ダイアゴナライザーを作ることができる(つまり各国にぱらまいた奴はまだプロトタイプって事ね)。
完全なオーソゴナル・ダイアゴナライザーの完成を最優先とするという点においてティルダとBBの思惑は合致していたはずですが、BBの真意(と海健宏の目的)は?
一方、日本。ゴジラは破壊活動を楽しみつつ、都内をゆっくりと移動中。
相変わらずアングルが素晴らしいなぁ。
ゴジラ退治に向かった大滝ファクトリーwithジェットジャガーですが、何故かジェットジャガーが強制的に再起動。終了信号受け付けず。自動アップデートモードに。
アップデート終了後に現れたのはあれこれ初期化され幼児退行したジェットジャガー。
うーん、オリジナル綾波から「シン・ヱヴァ」のアヤナミが生まれた感じ?(え、違う?)
言語野を再構築、自然数、整数・分数・有理数・無理数を把握してマッハ学習。そして…
『35、139、140、ここ行く!』
それはGPSの座標。緯度、経度、そして高度。
東京駅の上空140m。ジオイド高なら約100m。
『そこに何があるんだ!?』
『まだ知らない』
『いつ分かる?』
『もう知ってる。203008160930…』
それは時間。2030年8月16日午前9時30分、東京駅上空にメッセージが届く。
何かもう「ノストラダムスかよ!?」な展開になってまいりました。
恐怖の大王が降って来ないことを祈っております(未来からキングギドラが来たりしたらどーしよう…)。
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★本日6月11日はテレビプロデューサー、円谷皐(つぶらやのぼる。1935~1995)の命日(合掌)。
円谷英二先生の次男。兄・一の急逝を受けて円谷プロダクションの第三代社長になったお方。
「ウルトラマンタロウ」の企画・製作を引き継ぎ、第2次怪獣ブームの後半を支えた立役者ではあるのですが、この時代にタイのチャイヨー・プロダクションと提携した事が後々まで禍根を残すことに。
本日はチャイヨーとの提携が生んだ時代の仇花をご紹介します。
★本日のTV放送【13:40~テレビ東京/午後のロードショー】