硬質化した紅塵に包まれて機能停止したゴジラアンフィビアを自衛隊が空爆。
角質化した皮膚が剥がれるように崩落する紅塵。
中から現れたのは…最終進化形態ゴジラ。
完全体×あの咆哮×伊福部サウンド。三拍子揃った正調ゴジラ、遂に登場。
「ゴジラS.P≪シンギュラポイント≫/第9話・たおれゆくひとの」(2021年5月27日BS11放送/千葉大輔、鈴木拓磨、高橋敦史演出)
クモンガの群れに囲まれ襲われている大滝ファクトリーの愉快な仲間たち。
…って素手かよ、すげーなハベル。
アンギラスの槍をぶん回して殺戮に勤しむジェットジャガー。
『や!とう!は!さがって!動かないで!』
ジェットジャガーはAIユングが移植されたので釘宮ボイスで会話が可能。
なんだよおい可愛いじゃないか。
多勢に無勢で押され放題ですが、そんな窮境知ぃらないとばかりにマッハ大量のラインをユンの携帯にぶち込んでくるメイ。
≪言ってみれば、宇宙同士の競合が発生するって事で、それはつまり世界が壊れるってことで、それが、破局≫
葦原が描き起こした図の意味するものは?
≪高次元空間に何かが存在してて、こっちの宇宙からは、その断面しか見えない、みたいな図?≫
その仮説には先週、BBも辿り着いていましたね。
≪破局って言うのは、特異点が成長して手に負えなくなるってことじゃないのか?≫
超時間計算機は、ただ起こると決まっている未来をみているだけ。
未来に破局が見えるなら、その破局がこの世界で起きるということ。
宇宙が壊れれば、超時間計算機は停止するのか、バグるのか?
宇宙そのものが破局する。それが葦原破局点。
葦原の試算によればその日付は2030年8月(つまり目の前)。
破局が起きるのは計算機の中ではなく、この世界自体。
破局の特定と回避を主張するメイですが、シヴァ共同事業体の代表ティルダとウパラ研究所研究部長BBの選択はOD(オキシ…じゃない、オーソゴナル・ダイアゴナライザー)の早期完成。
超時間計算機は破局と言うバグによってエラーを引き起こすが、バグの手前で無限ループさせれば、安全に実行できる。
実行できればODを完成させることが出来、ODが完成すればこの世界から紅塵を除去することができる。
しかしそれでは破局自体を回避することにはならない。
インドのプラントから紅塵と共にサランガ消失、ロンドンにはラドンの群れが。
わらわらと湧いてくるクモンガにバッテリー残量が警戒レベルとなったジェットジャガー。
『非常用プロトコルを設定。バッテリーをパージして脱出を試みます』
身軽になったジェットジャガーは義経張りの(初登場時のアスカ張りの?)八艘飛びを見せて係留したボートへ。
破損したボートの燃料に引火して爆炎に包まれるクモンガの巣。立ち上がる煙は…
『破局が…始まる』
9話まできてようやく話の本筋が見えてきましたが(いやそれでもよく分かりませんが…)、あと4話でどうする気なんでしょ。
だって宇宙で未来で破局ですよ。
切りの良い所で一旦〆て2期なのか。時空を捻じ曲げて綺麗に納める算段があるのか。
先が読めないのも楽しみの内…ではありますが。
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★本日5月28日は「花火の日」。
1733年(亨保18年)のこの日、隅田川の両国橋付近で水神祭りの川開きが行われ、慰霊を兼ねた花火が打ち上げられました(両国川開きの花火。後の隅田川花火大会)。
アニメ、とりわけラブコメの世界では花火は鉄板イベントで花火シーンのない作品を探す方が難しいくらいです。
これがジャンル映画になるとあるようでありません。カルトの世界では「人間花火」という特殊な花火もありますが、本日は正統派打ち上げ花火が夜空を彩るこの2本を。
★本日のTV放送❶【13:40~テレビ東京/午後のロードショー】
★本日のTV放送❷【25:05~フジテレビ/ミッドナイトシアター】