『ロボット(AI)に責任感があるのか』
『責任を感じるかどうかはともかく、良心の呵責というものがあります』
『良心を感じる回路ねえ…』
えっと、それって良心回路?
「ゴジラS.P《シンギュラポイント》/第12話・たたかいのおわり」(2021年6月17日BS11放送/野亦則行、三好なお、鈴木拓磨演出)
シャランガの逃走経路を遡行してシヴァの直下に辿り着いたBB、リーナ、神野メイ、そしてペロ2。
『紹介しよう。あれがユニオン・コンパウンド・インディアの心臓部、シヴァだ』
『空間が歪んでいる!』
一方、日本。BBからメイ、マキタから鹿子行江の手に渡ったオーソゴナル・ダイアゴナライザーのプロトタイプ改は、陸上自衛隊一佐・松原美保(マツバラ・ヨシヤス)の手に渡り、ラドンの群れに襲われていた彼らをジェットジャガーが助けた事でユンの元へ。
『芦原のノートにもあった。プログラマブル原子だ』
足りないのは起動用のコード。それは恐らく4時間後に東京駅上空100mに届く神野メイからのメッセージ。受領出来たとしても検証している暇はない。
『予言が正しいなら、破局も4時間後に始まる可能性がある』
そのコードはBB&ペロ2が絶賛計算中。
『コードの候補は300万まで絞り込んだ。そこからシミュレーションをかけて…ん?』
一気に3000億に増大、更に指数的に増加していくコード候補。原因は未来が分岐して計算結果の可能性が増大してしまったため。
未来が分岐する様子から破局までの猶予を予測。破局の発生可能性期間は…
『3ヶ月から3時間だと!なんてこった!』
何百年も先の話だと思っていた破局が最短3時間後にやって来る。
オーソゴナル・ダイアゴナライザー試作機でシャランガを縫い取り、動きを封じた紅塵は予想より早く結晶化して崩落。戒めを解かれたシャランガは一直線にシヴァへ。
間もなく神野メイから届けられる(はずの)オーソゴナル・ダイアゴナライザーの起動コードを受け取るべく出立する大滝ファクトリーの愉快な仲間たち。
その前を黄色い蛾の大群が…
『天蚕…ヤママユガか。だが色が違ぇ。黄蝶群飛これ兵革の兆しなり』
黄蝶群飛。凡充滿鎌倉中。是兵革兆也。「吾妻鏡」すね、おやっさん。
ゴジラの周辺では、紅塵と反応して生まれた植物状の怪物(ビオ●ンテ?)が、そして蛾(MOTH)の群舞は何の兆し?
来週、最終回ですが、本当に終わるのか?
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★本日6月18日は谷村美月(1990~)の誕生日(おめでとうございます!)。
本日は天才物理少女が巨大計算機で「宇宙の創生(一歩間違えれば宇宙の破滅)」に挑む、ちょっと本作の神野メイと被る役柄を演じたこちらの作品を。