本日6月19日は小沢仁志(1962~)の誕生日(おめでとうございます!)。
現時点で参加作品500本超え。絶対、小沢仁志AとかBとか複数の個体がいると思います。
祝いの1本はお久しぶりの大銃撃戦が観られるこの作品を。
「大激突 果てなき抗争」
(2018年/港雄二監督)
OPで山口祥行が全力疾走する映画にハズレ無し(ダブルベレッタなら文句無し)。
ちょっと「烈火」を思い出すなぁと思ったら、企画に武知鎮典の名前が。
心に武知、両手にピストル。
巨大組織・黒川組の若頭・成田(小沢和義)は、組長・西野(白竜)に隠れて殺しをシノギにしている外道やくざ。
美人局に嵌められた議員に貸しを作って抱き込むために、相手のオカマ(ホモなんです、この議員)と糸引いている弱小組織・森貞組の若者を並べてあの世にご招待。
森貞組の若頭・安田(山口祥行)は組長・森貞(古井榮一)と連合(寄り合い所帯の執行部)の煮え切らない態度にイラつきを隠せないでいましたが…。
一方、黒幕の成田は疑念が自分に及ぶと困るので、森貞組と森貞組の反メを張っている黒川組双方を焚きつけて無理矢理抗争の方向へ。
見どころは景気よく炸裂する銃撃戦。
死体を量産していくのは成田に雇われた殺し屋(小沢仁志)。黙々と仕事をこなす様は「ノーカントリー」のアントン・シガー(ハビエル・バルデム)のよう。
小沢仁志的には「SCORE」(1995)以来の発砲数だったのでは?
で、この銃撃戦を支えているのがガンエフェクト。
担当しているのは「極潰し」とかの監督もやっている浅生マサヒロ。
山口祥行に拳銃売りつける武器商人役で出演もしています。
Facebook覗いたら銃火器に対する愛情が溢れまくり滾りまくりでした。
トビ―門口の正当な後継者になるのではないでしょうか。
紅一点(?)が、山口祥行の姉であり、兄貴分となる国本組組長・国本(土建屋)の女房でもある長谷直美。
マミー刑事も年輪重ねてまいりましたなぁ…。
マミー刑事被弾!
仲間も身内も売ったり切ったり嵌めたり乗せたり。盛り上がったところで「えええ、ここでお預けですかぁ」な〆。
この手の続きモノって、後半どうでもよくなったりする事が多いのですが、今作は追いかけてみたいと思える仕上がりでした。
★ご参考
今観たら関係者全員が羞恥悶絶しそうな小沢仁志の弾幕絵巻。
寡黙な殺し屋と言えば…
浅生マサヒロの監督作もひとつ。
全力疾走&乱れ撃ち山口祥行と言えば…
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