IndieWireという(1996年に設立された主として独立系映画レビューの)Webサイトが「The Best Zombie Movies Ever Made」を発表しています(2020.10.16)。
選出されたのは17本。ベスト5は、
- ゾンビ(1978年/ジョージ・A・ロメロ監督)
- 私はゾンビと歩いた!(1943年/ジャック・ターナー監督)
- ZOMBIO(ゾンバイオ)死霊のしたたり(1985年/スチュアート・ゴードン監督)
- ラビッド(1977年/デヴィッド・クローネンバーグ監督)
- REC/レック(2007年/ジャウマ・バラゲロ、パコ・プラサ監督)
「ゾンビ革命」と「処刑山」が入っていないのが不満ですが、実にいい感じのランキングです。
6位以下で目についたものを拾っていくと、6位に「サンゲリア」、9位に「デモンズ95」、12位に「地球最後の男」がランクインしています(本家本元「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」は13位)。
※全部知りたい方はこちら。
www.indiewire.comで、この中で凄~く気になったのが11位の「OJUJU」(C・J・オバシ監督)。
2014年製作のナイジェリア映画です。
OJUJU…オジュジユ?
舞台はラゴス。かつてはナイジェリアの首都でもあり、アフリカ最大級のメガシティですが、世界最悪の交通渋滞都市としても有名。
2013年に行われた「住みやすい都市ランキング」(安定性、医療、文化・環境、教育、インフラなどの項目を数値化)では、全世界の140都市中ワースト4位。
人口増加率、人口密度、そして失業率と犯罪の多さでもナイジェリア最大という急成長の歪みがあちこちから噴き出しているヤバい街。
ここのスラムでご近所さんが次々ゾンビ化。
映画の中で「ゾンビ」という言葉を一切使わずに、ゾンビ映画をナイジェリア・ローカライズすることを考えたオバシ監督が「ゾンビ」の代替語として持ってきた単語、それが「オジュジュ」だそうで(でも主人公の役名はロメロでリスペクトベタベタ)。
英語字幕付き予告を観ると『みんなオジュジュになっちまう!』とか言っているので、ゾンビの代替単語って理解で合っていると思います。
全編ピジン英語、ヨルバ語、イボ語で構成されているナイジェリア版ゾンビ「OJUJU」。
日本未公開、未ソフト化ですが、観てみたいです。
★予告編はこちら↓
★ランクインしたゾンビ映画のレビューをいくつか挙げておきます。
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★本日のTV放送【13:40~テレビ東京/午後のロードショー】