僅か5分50秒。SF的状況は設定だけで突破できるというお手本です。
「一分間タイムマシン」(2014年/Devon Avery監督)
とある公園のベンチ。ひとり座っている女性(エリン・ヘイズ)の前にひとりの男性(ブライアン・ディーツェン)。
『隣、座っていい?』
その手に持っているのは「一分間タイムマシン(ONE MINUTE TIME MACHINE)」。
口説き文句を間違えたら、ボタンひとつで一分前に戻ってやりなおし。
「ひぐらしのなく頃に 業」で、沙都子がアタッシュケースのロックナンバーをアタリを引くまで死に戻って入力し直す、という描写がありましたが、あれの恋愛版。
弱気が駄目なら強気で。好感度を少しずつ軌道修正しながら、微速前進。
何度もやり直して最適解を模索するのは「Re:ゼロ」でもお馴染みですが、「Re:ゼロ」同様この一分戻りにはとんでもない落とし穴がありました。
時間軸は一本ではないんですねえ。
5分50秒の作品を細かく紹介すると「だったら観ちゃった方が早いんでね?」になってしまうので、時間旅行系の作品でも並べてみようかと思ったら、既にやっておりました(しかも割と最近)。
という訳で今回は地味ながらも味わい深い「繰り返し(ループ)系」をいくつか並べてみます。
折角なのでアニメの王道系もどどーんと。
「ループもの」アニメの両横綱は「うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー」と「STEINS;GATE」。そして近年のランドマークは「エンドレス・エイト」。今回はこれらを起点にした近年作を何本かピックアップ。
合計10本。お好みの作品が見つかれば幸いです。
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★本日のTV放送【20:00~BS日テレ/日曜ロードショー】
※何と言うか、実にタイムリー(プ)。