『そんなのおかしいですよ、夏凪さん』
『そう? けどおかしい人が友達にいたらきっと楽しいって、最近はそう思うんだ』
死に別れた名探偵シエスタの心臓は君塚君彦の同級生・夏凪渚の中で脈打っていました。助手・君塚との再会を願って。
心臓の鼓動に導かれて再び巡り合った名探偵と助手。
探偵はまだ、生きている。
「探偵はもう、死んでいる。/第3話・それが、唯にゃクオリティ|第4話・その瞳に視えているもの」(2021年7月26日深夜BS日テレ放送/栗原学監督)
シエスタの心臓を受け継いで名探偵になると決めた夏凪。
二人の前に現れた新たなる依頼人は中学生眼帯アイドル、斎川 唯(さいかわ ゆい)。
どこから見ても中二病な斎川の依頼は、自宅豪邸宝物庫に眠る「時価30億円のサファイア(特に名前はない。瑠璃のため息とか蒼の断崖とかつければいいのに)の警護。
犯行予告日は斎川のライブ当日。SP(ファンの成れの果て)は全員ライブ会場に詰めるので邸宅はもぬけのカラ(両親は3年前に死別して身寄り無し)。
何かがアンテナに引っ掛かったようで、1週間で斎川を徹底リサーチした君塚は完璧な斎川オタクと化してライブ前日のリハを見学。
コブラツイストはご褒美ですね(できればこの後卍固めに移行して欲しい)。
斎川唯は最初のヒット曲「さふぁいあふぁんたずむ」を歌う時に一瞬、眼帯を外すのがお約束(ファンはカラコンか何かだと思っているんでしょうね)。
その眼帯の奥に眠る義眼こそ犯人の狙い(つまり標的は斎川本人)と踏んだ君塚は邸宅放置して会場へ。
「さふぁいあふぁんたずむ」に入る前に犯人を確保する腹でしたが、斎川はセトリ変更して「さふぁいあふぁんたずむ」(ちょっとリン・ミンメイの「小白竜-シャオ・パイ・ロン-」っぽい)を繰り上げ演奏。
オタクの歓声とコールで夏凪との通信も聞き取れない君塚をアシストしたのは何とコウモリ。
地下駐車場から犯人の心音を聞き分けて居場所を特定。場所は2階。武器はボーガン(射程距離長すぎ!)。駆け付ける余裕はない。
ここいら辺、もーちっと緊迫感のある演出できんかったのか(「パニック・イン・スタジアム」100回観直しの刑)。
眼帯の下にお宝が眠っているであろうことは容易に推察できましたが、それがサファイアじゃなくて透視機能付きのハイテク義眼だったのは驚き(本当に「邪王真眼の使い手」だったとは…)。
両親は3年前に他界で義眼は生前のプレゼント…って事はシエスタの眼ではないんですね。ドナー・ハーレムという新機軸を期待していたので、ちょっと残念。
更に、斎川の(と言うか斎川を躍らせたSPECの)狙いが君塚と夏凪の爆殺(加瀬警部補が宝物庫から時限爆弾発見)というオチがついて事件の全貌が明るみに。
一旦は銃を向け合った斎川と君塚ですが…。
結局、斎川を自身のチームメンバーに採り入れることにした君塚。これで君塚は遠く離れた者の心音すら聞き分ける「耳」と、レントゲンのように対象物を透視する「眼」を手に入れた事になります。
最後にお約束で次なるヒロインが顔を出して幕。
おっと今回はシエスタの出番がなかったなぁ、と思ったらCパートでご登場。
ラストに出て来た謎ヒロインはシエスタの弟子にして君塚のパートナーであった人物の様です。
もう少しシエスタの登場シーン増やして欲しいなぁ。
ふと思ったのですが、本作って「Phantom~Requiem for the Phantom~」のリブート、いや一卵性双生児なんじゃないでしょうか。
折角なので特別企画★最強眼帯キャラ選手権
眼帯キャラは数多いですが、強さを伴った闘う眼帯美少女となると若干範囲が狭まってきます。
私的最強眼帯ヒロインBEST5は
- ルーグ様@トリニティセブン
- 花園ゆりね@邪神ちゃんドロップキック
- めぐみん@この素晴らしい世界に祝福を
- ラウラ・ボーデヴィッヒ@IS(インフィニット・ストラトス)
- 坂本美緒@ストライクウィッチーズ
共通項は「強いけどポンコツ」(笑)。この5人にならボコボコにされても文句はありません。
★眼帯ヒロインズの活躍確認はこちらから。