『シエスタ、お前…こんなものどうやって調達して来た?』
『いや、何か…道に落ちてて』
『嘘つけ。こんなもんが道端に落ちているわけあるか』
『本当だって。まさか、君が誘拐されたことに気が動転して、勢い余って政府に掛け合って、軍が秘密裏に開発を進めていた人型戦闘兵器シリウスを借りて来たりした訳ないじゃない』
4話ご紹介の時に「もっとシエスタの出番増えないかなぁ」と言ったら、夏凪渚って誰?なレベルで時計の針が巻き戻ってシエスタ&助手話に。
しかも互いに文句や不満をぶつけあいながら、台詞を言い換えれば全部「大好き」に還元されるキャッキャウフフ。
素晴らしい。
「探偵はもう、死んでいる。/第5話・それは一年後の未来へ向けた|第6話・紅蓮の悪魔、氷の女王」(2021年8月2日・9日BS日テレ放送/栗原学監督)
シエスタと助手。束の間の休息。ビーチリゾート(唐突に水着回!)。
『君は私と遊んでも楽しくないの?』
楽しいです。ありがとうございます!
休憩終わってお仕事復帰。お相手は、人間の心臓喰い散らかす地獄の番犬ケルベロス。
誘い出しの餌は当然、助手。喰いついてきたケルベロスを追い詰めたものの取り逃がし…たと思ったら上位の敵が現れてケルベロス粛清。
現れたのは軍装を纏った美少年もしくは男の娘(…かと思ったら普通に美少女と判明)。
名前はヘル。
ヘルは助手を自身のパートナーと名指しして地下アジトに拉致。
そこには人間の心臓を餌に作られた毒素を吐く生物兵器ペテルギウスも。
怠惰の大罪司教ではありません。バイオハザードのリッカーとパトレイバーの廃棄物13号を足しっぱにしたモンスター。
右上がリッカー、右下が廃棄物13号
一方、いきなり現れた新キャラに相方寝取られ狼狽したシエスタはパトレイバーか装甲騎兵か、な軍の秘密兵器シリウスまで持ち出して力づくで助手奪還。
『シエスタお前…俺を助けるために必死過ぎるだろ』
『この機に乗じて変な所を触って来たら軽蔑するから』
「アスカ来日」の時の二号機二人乗りですね。
そのまま起動したシリウスはペテルギウスとがっぷり四つ。
こりゃ完全に「パトレイバーWXⅢ」だ。
ロケット・ハンドや捨て身アタックまで仕掛けてチェックメイトに持ち込んだシエスタですが、あと一歩のところで取り逃がし。
足を怪我していたため深追いも出来ず、今回は痛み分け。
看病名目で女王様生活満喫のシエスタと奴隷生活満喫(?)の助手。
『君、私の事、好きすぎじゃない?』
助手が買い物で外に出たら待っていたように厄ネタ少女がこんにちは。
捨て猫ならぬ捨て少女?
名前はアリシア。自称今年で17歳(外観、特に肉体の一部を見るに12~3歳が正解)。それ以外の記憶なし。とりあえずお持ち帰り。
シエスタはアリシアを探偵代行(助手は常に助手)にして、逃走中のヘル追撃を開始。
無謀すぎる大抜擢(?)ですが、果たしてシエスタに勝算は?
4話で斎川 唯を仲間に迎え、更にラストでシャル(シャーロット・有坂・アンダーソン)が出て来たので、シャルと君塚の因縁話にでも繋がるのかと思ったら、全部うっちゃってシエスタの思い出へ。
望んだ展開ではありますが、シャルと君塚の凸凹コンビも見てみたいので、(過去でも現在でもいいので)上手い事やり繰って見せ場を作ってあげてください。
★ご参考❶【廃棄物13号】
★ご参考❷【リッカー(ゲームでも実写でもなくCGアニメ版)】
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★本日8月11日はマスター・オブ・ホラー、ピーター・カッシング(1913~1994)の命日。
カッシングと言えばフランケンシュタイン(男爵)、ドラキュラ(ヴァン・ヘルシング)ですが、マイナーな拾い物も多々。
本日は「秘境系」2本立てで。