『枯れ専じゃないし。
好きになった人がご高齢なだけだし』
I am not a panther.
It’s just the guy I’ve fallen for happens to be much older than me.
『それを世の人は枯れ専と言うんじゃないか』
Isn’t that what society calls a “panther”
海外配信版を観ていたら、知っているけど知らない単語に遭遇。
A panther!?
文脈上、どう見ても「枯れ専」に該当する単語ですが、パンサー?
ピンク・パンサーとかパンサー戦車とかのパンサーですよね。
何故「豹」が枯れ専?
「死神坊ちゃんと黒メイド/第5話・坊ちゃんと烏とアイススケート」(2021年8月1日深夜BS11放送/山川吉樹演出)
今日も執事ロブを目当てに妹・ヴィオラがご訪問。
普段は恋愛マイスターみたいな事を言っているのに、ロブの前では「あわわわわ」になるヴィオラを坊ちゃんが「枯れ専」とからかった時の会話が冒頭。
で、調べてみたのですが、確かにpantherは「枯れ専」を示す隠語のようです。
実はこれ以前に年下の男性を好む熟女を「cougar(クーガー)」と呼ぶという風習(所以不明。肉食の総称?)があり、これを踏まえて年上好きをパンサーと呼ぶ習わしになったようです。
日本なら「百合」が(立ち位置の)近しい言葉になりますでしょうか。
女性同士の恋愛を示す「百合」。
何故「百合」なのか。
背景にあるのは男性同士の恋愛を後押しする雑誌「薔薇族」(1971年創刊。3度の休刊と4度の復刊を経て現在尚刊行中)。
男同士が薔薇なら女性同士は? という問題の答えが1983年に公開されたにっかつロマンポルノ「セーラー服百合族」(監督:那須博之)。
お、俺は何の話をしているんだ?
それ以前に「薔薇族」の編集長・伊藤文學が提唱し、「薔薇族」の中に「百合族の部屋」という女性読者の投稿コーナーがあったそうですが(流石にリアルで知っているとは言えない)、一般用語として普及させたのは「セーラー服百合族」の功績。
おっと話が飛びまくりました。
ロブの一挙手一投足にメロメロな枯れ専・ヴィオラでした。
さて、後半は4話で登場した魔女(正確には人間と魔女のハーフ)カフの再登場とカフが口にしていた魔法使い・ザインの登場。
カフはコウモリに変身していましたがザインは鳥。カフの事を大切に思っていますが、超女好き。
カフは間違いなくザインにぞっこんですが、焼きもちとツンデレの矜持が甘えを許さず、感情表現が全部暴力。
間違いありません。今日も世界はツンデレで回っています。
おまけ
アリスの華麗なる雪合戦マトリックス避け(第4話より)
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★本日8月3日はマーティン・シーン(1940~)の誕生日(おめでとうございます!)
「地獄の黙示録」くらいしか思い浮かばない人も多いかもしれませんが、ちょこちょこポイント稼いでいます。
今回は作品中に後の息子の名前が頻出するものを2本立てで。