デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

【誰も引かない】この素晴らしい世界に爆焔を! #2【誰も止めない】

『ディメンション・ヘルブレイカー!あーはっはっはっ! 燃えろ燃えろ! 祝祭の日は来たれり! あーはっはっはっ!』

降り注ぐ火玉、焼け落ちるガーゴイル。尚も飛び交う電撃・雷撃・火炎・爆炎。

ガーゴイルの群れと共に消し炭になる紅魔の里。


『俺たちの美しい里が…』

『悠久の時を抱きし最後の幻想。ドラゴンズピークの至宝とまで謳われた我らの理想郷が…何という』

『おのれ邪神め!俺たちのささやかで穏やかな生活を踏みにじりやがって』

いや、踏みにじったのあんたら自身だから。

なるほど。突っ込みがいないという事は常に行くところまで行かないと話が終わらないという事か(それはそれで…)。

誰も引かない。誰も止めない。

恐るべし紅魔族の戦闘本能。

この素晴らしい世界に爆焔を!/第2話・魔法学校の禁忌(タブー)」(2023年4月12日深夜TOKYO MX放送/是本晶演出)

今回、(本編ではお馴染みですが)初登場組が2名(正確には1人と1体)。

後にめぐみんの使い魔ちょむすけとなる「狂暴な漆黒の魔獣」。

めぐみんの妹こめっこに「食材」として捕獲されていましたが、めぐみんが救出。

って、こめっこ喰う気なのか、それを。自然界の全てが「ごはん」に見える幼女…無敵です。


因みにこめっこが頬張っているサンドイッチはめぐみんがゆんゆんから勝ち取った(奪い取った?)戦利品。

家に置いておくといつこめっこに喰われてしまうか分からないので学校に連れて行ったら大人気。女子の餌付け衝動を利用して喰い扶持確保。


無防備で腹を触らせていますが、ゆんゆんだけ拒否(笑)。

学内への持ち込みは一旦は教師・ぷっちんに却下されますが、言い訳がかっこいいという理由で許可(紅魔族にとって「かっこいい」はあらゆるルールを覆す上位概念)。

もう一人は後の自警団リーダー、今はニートにしてストーカーのぶっころりー。

『我が名はぶっころりー。アークウィザードにして上級魔法を操る者。紅魔族随一の靴屋のせがれ。やがては靴屋を継ぎし者!』

紅魔族の名前の中では一番のお気に入りです(次点はどどんこ)。

里一番の美人・そけっとを(文字通り)落とす(そして颯爽と助ける)ための落とし穴を掘っていたら出られなくなった大馬鹿野郎。


『胎児からやりなおせばいいのに』

当然、女子からはキモがられて放置。

にしてもストーカーニートですら上級魔法が操れるとは。紅魔族の底上げ感半端ありません。

後半は校長の趣味「ガーゴイル盆栽(ガーゴイルを石化して学校のオブジェとして飾っていた)」の封印が解けてガーゴイルの群れが里を急襲。


紅魔の里ではぶっころりーのようなストーカーニートですら上級魔法使い。戦闘能力は魔王軍の軍勢が「だからここは嫌だって言ったんだよう!」と泣きを入れるレベル。

瞬く間にガーゴイルをアリのように叩き潰しましたが、アドレナリンやらドーパミンやら放出しまくった紅魔族の衝動は破壊の限りを尽くすまで治まらず。


そのまま里は灰燼(合掌)。

『これは我らに課せられた試練なのだ』

マッチポンプ試練(笑)。どうするのかと思ったら、翌朝完全復興(なんですとぉ!?)。

恐るべし紅魔族。

今の所、唯一まともな思考回路のゆんゆんがツッコミ役(仮)って感じですが、気の弱さがそのままツッコミの弱さになっていてパワーも勢いもありません(カズマのツッコミって完ストレベルだったんですねえ…)。

カズマ不在なのでラブコメに発展する芽はありません。めぐみんとゆんゆんの百合展開も無理があります(あーただ、課外実習のグループ分けでゆんゆんをふにふら&どどんこに持っていかれた時のあるえの『これが…ネトラレ』と声裏返り気味の『ネトラレじゃない!』はいい感じでした)。


今後の課題は、めぐみん、ゆんゆんに次ぐ破壊力のあるキャラの投入。あとできればエロ担当も(頑張れ、あるえ。紅魔族随一の発育せし者!)。


このままだと本編負けのまま終わってしまうぞ。

 

 

 

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★本日4月15日はR・リー・アーメイ(1944-2018)の命日。
追悼記事を再掲させて頂きます。

★そして本日は西村晃(1923-1997)の命日でもあります。
やはり西村晃と言えばこの1本。