デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

【これだからアクシズ教は】この素晴らしい世界に爆焔を! #6-8【にしても巨乳率高いな】

『汝、何かの事で悩むなら、今を楽しく生きなさい。楽な方へ流されなさい。水のように流されなさい。自分を抑えず、本能の赴くままに進みなさい。そして、お姉ちゃんって呼んで』

一部「截拳道ジークンドー)」の訓えと被る(ように聞こえる)ところもありますが、流石アクアを崇めるアクシズ教徒、行動原理が刹那的・享楽的です(私も胸に刻んでおこう)。

ここは水の街アルカンレティア。アクシズ教の総本山です。

この素晴らしい世界に爆焔を!/第6-8話」(2023年5月TOKYO MX放送/安部祐二郎監督)

上級魔法の上を行く爆裂魔法を修得してめでたく卒業となっためぐみん

冒険の準備は整いました。目指すは駆け出し冒険者の街アクセル。

しかし先立つ路銀が足りないどころかありません。

紅魔の里で見つけた仕事は全部クビ。そこにちょむすけ(見た目は黒猫ですが、正体は邪神ウォルバクの半身)を探しに紅魔の里を訪れた上位悪魔アーネスの所持金をどさくさ紛れにかすめ取ってテレポート(馬車のような定期便がある)で移動。

てっきりアクセルに行くのかと思いきや、紅魔の里からアクセルへの直行テレポート便はないようで(テレポートは行先指定が3か所までしかできない)、経由駅となったのがアルカンレティア。

そう、「プリンセスコネクト!Re:Dive」の世界とも繋がっている狂信者の巣窟です。

 


ここで出会ったのがアクシズ教団の(自称美人)プリースト、セシリーと教団最高責任者ゼスタ。

一宿一飯の恩義で「信者集めのテクニック(小芝居による騙し技)」を伝授してやるめぐみんですが、そこをめぐみんを追ってやって来たゆんゆんに目咎められ…。

『何やってんの、めぐみん!?』

ああ、「このすば」2期終盤でカズマたちが喰らう布教詐欺の数々はめぐみんの入れ知恵だったのか…。

めぐみんがそけっとに頼まれて持参した手紙(街によろしくない事が起きるという占い結果)が発端となってゼスタは逮捕。容疑は外患誘致罪(魔王軍と内通して温泉の給湯所にところてんスライムの粉末を投入した…って何じゃそのテロ行為)。

これ👇がアルカンレティア名物キンキンに冷えた「ところてんスライム」(とスライムに侵食された給湯所)だ!


状況証拠は全て犯人=ゼスタを指していましたが、言い分に嘘がないことが証明されて無罪放免。

『嘘を見抜く魔道具をドヤ顔で持ってきたメガネをかけたあの検察官、あの人にはくれぐれもお礼を言っておいてくださいね。おかげで嫌疑が晴れましたよ。自信満々だった冷酷そうなあの顔が、徐々に泣き顔になるのは大変ごちそうさまでした』

誰かと思えば、1期最終話でカズマを逮捕し、2期1話でカズマを尋問したセナさんじゃないですか。


放免はめでたいですが、では温泉にところてんスライムの粉末を投げ入れた真犯人は誰なんだ?というところで紅魔の里からめぐみん(と言うかちょむすけ)を追いかけて来た悪魔アーネスが…

『いいか貴様ら、痛い目に遭いたくなければ』

『あなたに痛い目に遭わされたい場合はどうすればいいですか!?』

間髪を入れぬゼスタの返し。清々しいくらい見事な変態です。

アーネスの攻撃をリフレクトで弾き返すと、セイクリッドハイネスエクソシズムで追い打ち。


アークプリースト!? ただの変態じゃなかったのか!? 変態であるほど強い(いや強いほど変態なのか)このすば世界のお約束。

アクシズ教徒の皆様も合流して悪魔狩り(楽しそうで何より)。アーネスは泣きながら撤退。

『何だったんだろう?』

『私に聞かないでください』


アーネスの泣き顔見たさに攻撃を微妙に外していたら逃げられてしまったというお間抜けな結果になりましたが、ゼスタはここ数日のめぐみんの貢献(信者勧誘詐欺の手ほどき)に感謝してアクセルまでの馬車代を。

夜。めぐみんとセシリーは狭い温泉で身を寄せ合い(ようやく訪れたサービスカット)。


掘削魔法で作った温泉は小さくて、と嘆くセシリーに「大きな温泉は欲しいですか?」

我慢に我慢を重ねた爆裂魔法一撃。


こうしてアルカンレティア名物・巨大温泉が誕生したのでした。

ゼスタを捕えた女騎士、セナ、セシリー、アーネス、そしてめぐみん。何気に巨乳率高いなー。際立つめぐみんのロリッ娘体型。


という訳でアルカンレティア編終了。出立の日、別れを惜しむゼスタさん。

『この街にまたお立ち寄りの際は是非とも訪ねてきてください』

『そうですね。私に仲間ができて、皆で旅行でもしたいという話になったなら、真っ先にここに来ますよ』

その約束は果たされます。


めぐみんとゆんゆんを乗せた馬車は一路アクセルへ。

それなりに面白くはありましたが、やはりめぐみんとゆんゆんだけでは飛車角落ちの感は否めませんね。

加えて紅魔の里を離れた事によって“シン・ヒロイン”こめっこの出番がなくなってしまったのが痛い。

カズマたちと出会ってしまったら話が終わってしまうというのもプリクエルの宿命とは言えもどかしい限り。

次回はまだアクセル手前の馬車旅アクシデントみたいで中々話が転がりません。

やはり、本編3期が観たいですねえ。

私は観たい。カズマが全財産を文字通りばらまいてダクネスの政略結婚をぶち壊し、花嫁を強奪するあの瞬間を。

アクシズ教の有難い訓えの数々を知りたい方はこちら。

 

 

 

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