『このまま何事もなく順調に行けば、明日のお昼にはアクセルに着きそうですね』
『ちょっ…フラグは立てるなって学校でも習ったでしょ。言っちゃ駄目な台詞集にも書いてあったし!』
何その授業受けたい。言っちゃ駄目な台詞集欲しい(まあ「このすば」の台本からアクアの台詞抜き出せばそれで済む気もいたしますが)。
アクシズ教総本山アルカンレティアを後にしためぐみんとゆんゆんはキャラバン隊に揺られて一路アクセルへ。
『大丈夫ですよ。こんな大所帯を狙うモンスターなんて普通いません』
…いました。
「この素晴らしい世界に爆焔を!/第9話・紅魔の里からの来訪者」(2023年5月31日深夜TOKYO MX放送/吉田俊司演出)
ミミズの怪物が大挙してこんにちは。ジャイアント・アース・ワームと呼ばれていましたが、これ、モンゴリアン・デス・ワームですね。
「新トレマーズ/モンゴリアン・デス・ワームの巣窟」で大活躍した、そして「未確認で進行形」で真白が嵌っていた「チョコたまごUMAシリーズ」にも入っていた奴。
爆裂魔法をぶっぱすればミミズと一緒にキャラバンも壊滅。仕方なくゆんゆんがファイヤーボールなどの中級魔法で撃破(数が多すぎてゆんゆん魔力すっからかん)。
夜にはジャイアントバットの群れ、翌日はゴブリンの大群がキャラバン襲撃。
ゆんゆんワンオペ。働き方改革違反でヘロヘロボロボロ。
そこに真打ちアーネス登場。これまでの襲撃はゆんゆんの魔力を削り取るための陽動作戦。ああ、シレーヌが先にアグウィルとゲルマーを放ったような…違うか。
アーネスの狙いは勿論、主であるちょむすけ。
勝ち誇るアーネスに立ちふさがるめぐみん。しかし、アーネスはめぐみんの実力を知らない。ここまでゆんゆん任せで出番がなかっためぐみんに対し、
『半人前、いえそれ以下の役立たず!口だけ紅魔族よ!』
煽る煽る。
『この私が口だけか、その身をもって知るがいい!あなた、ちょむすけが絶対に欲しいんですよね? そんなに欲しいなら…』
ちょむすけ掴んで大きく振りかぶると…
『取って来―い!』
全力遠投。紅魔族は魔力だけでなく腕力も強い。めぐみんのようなロリッ子でも。
慌てて追いかけるアーネス。これで十分距離は取った。いざ爆裂…
『やぁめぇてぇ~!駄目ぇー!ちょむすけまでふっとんじゃう!』
ゆんゆんがめぐみんにしがみついている間に上空待機のアーネスがやたらとドでかい魔力を生成。その手首に光っていたのは…
『その腕輪、うちの父の作品ではないですか!? お買い上げ、ありがとうございまーす!』
その腕輪の売り上げで、その日の夕食は豪華すき焼きになったのでしたね。
そして、アーネスはその腕輪(←探し人が見つかると言われて買った)のせいで、ダメ男が磁石のように吸い寄せられて来て惨憺たるメに遭ったのでした。
『あいつらの娘だったのか!貴様だけは許さん!魂まで消し炭にしてやる!』
アクセラレータの空気圧縮プラズマ並みに巨大化したアーネスの魔力。
『あんなのもうどうしようもないじゃない!神様神様、紅魔の里に封印された名もなき邪神、破壊神、そして女神エリス様、ついでに水の女神・アクア様ぁ!』
ゆんゆんの祈りが届いたのか、アクセルの街から立ち上がる聖なる光。おっとこいつは…って光っただけかい!? 流石アクア。
対抗できるのは勿論、爆裂魔法。
『カースト・ライトニング!』
『エクスプロージョン!』
力業の押し合いに勝ったのは…めぐみん。
危機は去りました。目の前には駆け出し冒険者の街アクセルが。
待っているのは…(苦難だよね、まず)。
★モンゴリアン・デス・ワームの活躍を観たい方は…
★チョコたまごUMAシリーズが気になる方は…
★大きくなくてもゴカイは嫌ぁ!という方は…
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