【マンドレイクをちぎって】この素晴らしい世界に爆焔を！＃3-4【カモネギを〆る】

『（渡した薬が効くかどうかなんて）関係ありません。と言うか、ふにふらの弟が本当に病気なのかも関係ありません。私が言いたいのは、寂しがり屋のぼっちの良心につけこみ、金を手に入れた事です』

深紅に染まるめぐみんの瞳。紅魔族は感情が昂ると瞳が真っ赤に燃え上がる（正に目は口ほどに…）。

『あの子は私の次に頭がいいんです。（たかられている事に）気付かないはずがないんです！』

病気の弟のために薬が欲しいが買う金がないといって、ゆんゆんに「カンパ」を求めてきたふにふらとどどんこ（←一応、良心の呵責はある）。

ふたりを校舎裏に呼び出して〆るめぐみん（手製の病治癒ポーションを渡して、ゆんゆんの金を回収）。

『以後、あの子の人のよさとチョロさにつけこむのをやめてください』

『あんた、ゆんゆんの事どんだけ好きなのさ』

少年漫画では「好敵手」と書いて「とも」と読ませるじゃないですか。

「この素晴らしい世界に爆焔を！／第４話・紅い瞳の孤高の少女」（2023年４月26日深夜TOKYO MX放送／渡辺有紀演出）

今日の授業は魔道具作成。好きな材料でポーションを作る。

めぐみんが選んだのはマンドレイク（マンドラゴラ）とカモネギ。

『我が魔導技術を見るがいい！』

魔導技術＝力任せに引き千切る。恐怖に慄き悲鳴を上げるマンドレイク（文字通り断末魔の叫び）。

次に手を伸ばしたのはカモネギ（そのまんまネギを背負ったカモ）。しかし、その手をゆんゆんがはっしと。

『やらせないわ。こんな可愛いカモネギを（手にかけるなんて）』

しかし、ポーションに必用なのはカモではなく背負っているネギの方。

『まったく、私を何だと思ってるんですか。可愛い生き物を愛でる心くらいあります』

『でもカモネギは倒すと大量の経験値が得られるレア・モンスターだって聞くから』

え、そうなの？しかも高級食材？

迷わずカモネギの首を握りしめると絞って捻って南無阿弥陀仏。

『めぐみんの馬鹿ぁ！』

マンドレイク（マンドラゴラ）は、魔法使いものではお馴染みの素材。

真っ先に思い浮かぶのは「ふらいんぐうぃっち」の東北産マンドレイク。

第１話で自生している国産天然品を引っこ抜きましたが、一部を庭に植えてもすくすくと（地面から「うあぁあ」という嫌な声が聞こえる）。

抜かれた後も偉そうにしているのが笑えます。

こちらは「邪神ちゃんドロップキック」でミノスが持ってきた魔界のおみやげ（玩具）。

お腹を押すと「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」という嫌嫌な鳴き声が。

欲しい！（既に商品化されているような気もいたしますが）

最後に「魔法使いの嫁」に登場したファンシーなマンドレイクもどうぞ。

で、完成したのが病治癒ポーション。

ふにふらとどどんこに渡して、ゆんゆんから受け取ったお金を回収&本人に返却。

お礼に何か奢るから、というゆんゆんのお言葉に甘えてパンケーキ爆食。

パンケーキ職人とろすけの『そんなに気に入ってくれて、嬉しいメルシーデモクラシー』は軽くツボりました。

ちょむすけ共々お腹一杯。公園で休憩。

ここで、めぐみんの卒業に必要なポイントが「あと１ポイント」であることが判明。

『え?　めぐみん残り３ポイントで私と同じ…は！今朝のカモネギ！』

『あれでレベルがひとつあがり、スキルポイントを２ポイント入手しました』

『そんなぁ…。一緒に卒業できないなんて。折角スキルポイントを合わせてたのに…』

何と、ゆんゆんはめぐみんと卒業のタイミングを合わせるために、ポイントをセーブしていたのでした（めぐみんの事どんだけ好きなんだよ）。

実はゆんゆんとめぐみんでは目標地点が若干異なります。

ゆんゆんは上級魔法取得に必要なポイントを溜めて、これを実行すれば卒業。

しかし、めぐみんの目標は上級魔法よりさらにポイントを必要とする爆裂魔法を取得すること。

『あれは修得してもほとんどの人が魔力不足で使えないんだよ。使えるとしても１日１発しか撃てないネタ魔法なんだよ！』

『そんなのとっくに覚悟の上ですよ』

一度でもあの破壊力を、あの荘厳さを見たら、他の上級魔法なんて…。

卒業したらどうする？先々の予定や夢を語る二人のそばを１匹のカモネギが。

『いつかは…あんなカモネギみたいな弱い子を守ってあげられる（ような魔法使いに）』

ゆんゆんの決意も聞かず迷わずカモネギに駆け寄っためぐみんは首を掴んで念仏の鉄。

『めぐみんは晩のおかずをゲットした』