『裏で全てを操っていたのは…祟りの黒幕は…お前かぁ！』
『あら、正解ですわ』
良心回路（内に潜む善なる沙都子）をぶち転がして完全無欠の魔女となった沙都子。
メインヒロインと言って良い程、善人化した叔父・鉄平に鉛弾叩き込んで、入念に鉄バットで下ごしらえ（銃創も誤魔化せて一石二鳥）。
全身に浴びた返り血をシャワーで流して、露出の高い服に着替えて…。
「業」のシャワーシーンってこういう事だったのか…。
準備万端。あとは次の役者の出番待ち。でもその前に、梨花と一緒に綿流し。
「ひぐらしのなく頃に卒／第11話・祟明し編 其の伍」（2021年9月2日BS11放送／後藤康徳演出）
圭一を焚きつけ、村人と児相と鉄平を手玉に取り、大石刑事にはH-173打ち込んで発症させ、雛見沢は綿流しどころか沙都子祭り。
梨花の奉納演舞の最中に圭一連れ出した沙都子は（小学生の分際で）ハニトラ仕掛けてそのまま自宅へお持ち帰り。
居間には血の海に沈んだ鉄平が…。
「業」ではここで鉄平が圭一を鉄バットで襲い、バットを奪った圭一が鉄平に逆襲し、二人仲良く鮮血プール開きと相成った訳ですが、ここで圭一に鉄バットを見舞ったのは、沙都子。
おおっとこりゃ一体どういう事じゃろかいと、と思ったら、後から（鉄平がお社様の祟りの標的となって村人に襲われる事を警戒して張り込んでいた）大石刑事を呼び寄せた時の沙都子の「証言」映像が鉄平対圭一だったんですね。
「業」はまさかのフェイク映像（また騙されてしまった）。
ここで景気よく首搔きむしって末期症状となった（ほぼ正常な判断が出来なくなっている）大石に≪圭一がお社様の祟りの実行者で、命令したのは梨花≫という全方位噓八百を吹き込んで仕込みは完了。
凶器の鉄バット掴んだ大石は境内に飛んでいき、梨花捕まえて執拗な奉納餅つき。
止めに入った人間次々射殺して境内全域血の池地獄。
運命に打ち勝ったと確信していた梨花は絶望のズンドコ。沙都子は用済みになった大石射殺して、念為梨花にも銃弾ぶち込んだ後、自分の頭にもぶち込んで次のカケラへ。
生存者は圭一＆レナ。
圭一は普通なら３回くらい死んでいますが≪痛いのは嫌だけど死ぬのはもっと嫌なので耐久性に極振り≫しているので、ちょっとやそっとじゃ死にません。
「業」祟騙し編より。
圭一は自分を襲ったのが沙都子である事を、レナは大石殺して梨花にトドメ刺したのが沙都子である事を目撃しています。
次のカケラに行った時にこの記憶の残像が継承されていると、流れが変わるかもしれませんが…。
次回より新章「神楽（かぐら）し編」。
おまけ
エイワさん、あなた、ティーセットなんか持ってたんですか？
★祟騙し編の顛末おさらいはこちらから。
★余談ですが、鉄バットの女王と言えば…
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★本日9月4日はグァルティエロ・ヤコペッティ監督（1919～2011）の誕生日。
ヤコペッティと言えば、ドキュメンタリー（？）の歴史を変えたこの１本。
