お化け屋敷の中にしつらえられた拷問アトラクション。
いやマジ痛そう。演技は迫真、仕掛けは入念。まるで本物。
「ヘルアトラクション -絶叫館-」
(2017年/ジョシュア・シュリーヴ監督)
秋休み(Fall Break☜10月末の4日間くらいの休み)にキャンプをしようとケンタッキーを訪れたナッシュビルのシティボーイズ&ガールズ4人。
途中立ち寄った地元の雑貨屋の親父に薦められた人気のホラー施設「Talon Falls(原題)」。
どうせ田舎のお化け屋敷だろ、と思いつつ行ってみたら、夜だと言うのに大盛況。
どこから沸いたこの人出。
待ち時間3時間ってどこのディ●ニ●ラ●ドですか。
親切な係員さんがくれたスピードパスで行列ごぼう抜きして中へ。
安い塗装にコスプレ怪人、ほうらやっぱり田舎のお化け屋敷だ…と思ったら突然、ガラス張りの拷問部屋。中には電気椅子に縛り付けられた人間が。
電気レバーは通路側。え、いいの? 入れちゃうよ、スイッチ・オン。
飛び散る火花、迸る絶叫。何これスゲーリアル。
そりゃ本物ですからね。リアルです。
この施設、観光客を適当に拉致ってはアトラクションに見せかけて拷問、その様子をビデオに収めて好事家相手に売りさばいているのでした。
施設は盛況、ビデオは好評、一石二鳥とは正にこの事。
当然、この4人も捕まって見世物に。
とんでもねえ施設ですが、何と実在のテーマパークをモデルにしています。
ケンタッキー州グレーブス郡にあるハロウィーン・ホラー・アトラクション「Talon Falls Scream Park」がそれ。
おいおい、いいのかこんな映画作って…と思いましたが勿論公認。
エグゼクティブ・プロデューサーに名を連ねているトッド・フェレン(Todd Ferren)がオーナーさんです。
もの凄い宣伝効果が期待でき…そう?
やってる事は人でなしですが、ゴアシーンは割と控えめ。
あっちこっちのホラー映画からの引用が見られますが、一番近しいのは「マーダー・ライド・ショー」だと思います(始まった瞬間、オチが読めました)。
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★本日9月12日はマラソンの日。
紀元前450年のこの日(…ってそれ確かな記録なのか?)、アテネがペルシャの大軍を撃退した際、その勝利を伝える伝令がマラトンからアテネまでの約40kmを走り抜いて絶命したという故事に因んで、1896年(明治29年)にアテネで開催された第1回オリンピックにマラトンからアテネ競技場までの40km競走が加えられ、世界初のマラソン競技が実施されたんだとか。
マラソンを扱った映画は数多いですが、今日はこの2本で。
★本日のTV放送【20:00~BS日テレ/日曜ロードショー】