『喰うかい?』
『こんな時に…?』
『こんな時だから、だよ』
ここで加持さん名台詞とは。杏子は加持さんだったのか。
「マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝 2nd SEASON -覚醒前夜-/第7話・何も知らないじゃない」(2021年9月11日深夜BS11放送/宮本幸裕演出)
遂に出会った見滝原勢と神浜勢。新旧主人公揃い踏み。
立ちふさがるは双方の盟友。仏壇から登場したのは神浜聖女ホーリーマミとウワサの鶴乃。
初手から「ティロ・フィナーレ・ホーリーナイト」ぶちかまして殺る気満々巴マミ。
マミの千銃観音遠隔射撃+鶴乃の近距離格闘術のコンビネーションに加えてウワサの結界でほむらの時間停止機能が使えず成す術無し。
駆け付けたさなとフェリシアが時間を稼いで一時撤退。
ここでやちよがフェリシアの真意(自分だって同じくらいやちよの事を想っている)に思い至らないのは軽い伏線。
このやりとりを観ていた杏子が冒頭の加持さん名台詞再現。
『(チュロス)喰うかい?』『頂きます!』
みふゆがさなに託したやちよ宛ての手紙にはキレーションランドのマップと「エンブリヨイヴ覚醒計画」の全貌が(キレーションフェントホープは対魔女に特化している反面、魔法少女の攻撃には弱い。対魔法少女兵器として配備されたのがマミ&鶴乃)。
そして「ウワサと融合してしまったマミ&鶴乃の分離方法」を聞き出すためにみふゆは調整屋みたまの元へ。
調整屋としての信用(守秘義務と中立の立場)を盾に情報開示を拒むみたま。
中立を言い訳に目を逸らしていると糾弾するももこ。
『何それ!?…あなた、私の事何も知らないじゃない。知らないくせによく言えるわ』
みたまが初めて語る自身の闇。
『私ね、魔法少女に憧れてたの』
しかし手にした能力はソウルジェムの調整力だけ。ひとりでは戦う事もできない。魔女化を回避するためのソウルジェム調達の手段として調整屋となったが、救えなかった命も多々。
『ソウルジェムを調整する時はね、心の影に触れないよう自分の心を閉じるの。見て見ないふりをするの。相手の絶望を背負って、自分が壊れてしまわないように。もう疲れたし、まだ怖いのよ。他人に触れるのも理解するのも…』
みたまを抱きしめるももこ。
『だったら、あたしが背負う!影も絶望も教えてくれ!あたしが背負う!』
ここで新たな百合カップルが!
『ももこは気楽ね。ももこの治療費、次から3倍にするわ❤』
みたまが教えてくれたマミ、鶴乃とウワサの分離方法、それは二人にコネクトするつもりで攻撃すること。
こちらの攻撃と相手の精神を同調させる、そうすれば異物であるウワサだけが引き剥がせる。
キモは攻撃時に相手の人格を具体的にイメージすること。そのイメージがズレるとウワサどころか鶴乃にまでダメージを与えてしまう。
『大丈夫。あの子の事は私が誰よりも良く知っている』
やちよさん、フラグですよ、それ。
そして「ももこに一生面倒をみてもらう」と宣言したみたまはドッペルに吞み込まれたれなの救済を。
『さっき危険だって言ってただろ』
『ええ、危ないわよ。でも…私はね…こんな魔法少女になりたかったの』
百合パワー強し!
キレーションランドではマミ、鶴乃奪還作戦開始!
しかし、鶴乃を理解しているというやちよの奢りがコネクトを妨げ…。
あ、なんかこの構図、赤木博士の自殺現場に…。
まるでゾンビのように(血まみれで)復活した鶴乃。
ここでサブタイ「何も知らないじゃない」。
作中では、みたまがももこに放った台詞ですが、ここでは鶴乃がやちよに投げつけた刃物に見えます。
再び脳裏に加持さんの言葉が…。
『それは違うな、分かった気がするだけさ。人は他人を完全には理解できない、自分自身だって怪しいものさ。100%理解しあうのは不可能なんだよ』
巨大台風(ワルプルギスの夜)上陸まであと6時間。次回「覚醒前夜」最終回(8回なのか!?)。
続きは年末「Final SEASON -浅き夢の暁-」で。
年末は「進撃の巨人 The Final Season」も始まるのでダブルファイナルですね。
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