Zちゃん(マジンガーZ)の変身口上『無敵の力はアタシのために! 正義の心は二の次、三の次! パイルダー・オン!』にも痺れましたが、続くグレちゃん(グレートマジンガー)の変身口上、
『ボクは涙を流さない。容赦はないから、無慈悲だから。ファイヤー・オン』
には悶絶しました(思わず「ダダッダー!」の合いの手入りで歌ってしまいましたよ)。
ここは練馬区大泉学園光子力町(モデルは練馬区東大泉☜東映アニメーションのご近所)。
未来の無公害エネルギー「光子力エネルギー」を世に知らしめるため(そして光子力を狙うドクターヘル率いる機械獣ガールズから町と研究所を守るため)キャンペーンガール チームZは今日も戦うのでした。
「ロボットガールズZ」
(2014年/博史池畠監督)
地方都市舞台に世界平和というバランス感覚皆無の建てつけは「県立地球防衛軍」と同じ箱。
チームZはZちゃん、グレちゃんとグレンダさん(グレンダイザー)の三人組。
グレンダさんはおっとり型ドS系お姉さま。
『お仕置きは痛いのと恥ずかしいのどっちがいいかしら?』
対する機械獣ガールズは見事に全員ポンコツ。威勢よく出てきてはチームZにフルボッコにされて泣きながら退却(もしくは自分の能力が災いして自滅)。
たまに能力的に優れている個体がいますが性格が破綻。
第3話「衝撃!沼津沖大決戦」に登場したバランガM2はドM痴女。
水中戦でグレンダさんにあんな事やこんな事を仕掛けて翻弄しておりました。
基本馬鹿アニメですが、要所要所に微エロが入って来るのが好印象。
第6話「湯けむり♡温泉大作戦」では、ベルガスV(バルガスV5)の歌声(「フレッシュ・ゴードン」のセックス・ビームみたいなもの)で欲情したZちゃんとグレちゃんが百合百合な事に…。
チームZは、戦闘の度にセカンド・インパクト並みの爆発を引き起こし、何度となく町を壊滅させているように見えますが、何故か住民から恨まれる事はなく、アイドル的人気を保っています。摩訶不思議(続編Zプラスでは練馬区終身名誉区長ギルギルガン子によって練馬区追放になりかけますが…)。
個人的キャラ萌え一番はあしゅら男爵(見た目は半身男ですが実態は普通に女)。
機械獣ガールズの引率役お姉さんで戦闘能力ゼロ(ガラダK7からは戦力外通達)、グロッサムX2からは「年増」と罵られ、度重なる作戦失敗のためドクター・ヘルからリストラ宣告を受けてしまう不遇の人。
ひとりボロアパートで求人雑誌をめくる姿に保護欲が掻き立てられ…ませんか?
1話11~12分で全9話(0話のプロモーション入れると全10話)。続編がWeb配信アニメ「ロボットガールズZプラス」。
おまけ
「Zプラス」第2話「驚愕!チームG、大ピンチ!」より空魔少女グランゲン(空魔獣グランゲン)の触手攻め(場所は昨年8月31日を以て閉園したとしまえんプール)。
キャラはゲッターロボなチームG、ゲッターロボ號なチーム號、東映ロボットガールズなチームTなど増殖の一途。
★折角なのでとしまえんを偲びたいと思います。
★マジンガー絡みも1本。前代未聞の主役交代劇!
★本日9月23日は工藤栄一監督(1929~2000)の命日(黙祷!)
工藤監督と言えば集団時代劇、そして必殺。
★本日のTV放送【13:00~BSプレミアム/プレミアムシネマ】