デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

【キアシナガバチの思ひ出と】ファイナルストーム【最低「蜂」映画列伝】

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大昔の話になりますが、自宅の側面にキアシナガバチが巣を作ったことがありました。

スズメバチ同様《Yellow jacket》を纏った姿はなかなかに強面で恐怖倍増。

区役所にお願いすると蜂駆除の専門業者を紹介してくれて費用折半という素敵な制度があったのて活用しましたが、1回では取り切れず(即座に別の側面に新居構築しやがりました)、リマッチお願いしてようやく駆除と相成りました。

なんてしょーもない思ひ出が沸き上がって来た一偏がこちら。

「ファイナルストーム」(2005年/ポール・ジラー監督)

どう見てもハリケーンとかツイスターのディザスター系タイトルですが、蜂モノです(原題はSWARMED)。

MGA(分子ゲノム研究所)が実験開発中の殺虫剤でヨーロッパ・クロスズメバチの一部が突然変異。

フェロモン倍増、毒素7倍、性格も性欲も「オラオラ」に。

お間抜けな清掃員ぶち転がして口内に隠れて所外逃走。検視官もプスプスして自由な空へ。

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外はインディアナ州ダンダス。お約束のイベントはバーガーコンテスト(スズメバチは生肉が大好き)。

一方、MGAから殺虫剤を分けてもらっているファンキーな駆除業者がこの新薬を持ち出して使用したからさあ大変。

突然変異したスズメバチの大群がフェロモンまき散らしながら仲間呼び寄せ、ダンダスへ。

MGAの研究員(男)と大学の学者(女)と警官が危険を訴えますが、市長も署長もイベントスポンサーのバーベキューソースメーカー社長も聞く耳なし。お約束の佃煮。

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良く言えば王道。ありていに言えば新規性ゼロの低予算MTV(CGはまあまあ)。

ただ、ありがちな研究員と学者の軋轢が全く無いのは好印象。欲かいた奴らはしっかり蜂の餌食になる安心設計です。

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にしてもどうして「蜂映画」は可もなく不可もなしか、可もなく不可ばかりな作品になってしまうのか。

という訳でプレイバック「曼荼羅畑で取り上げた蜂映画」4選。

  1. 「スウォーム」(1978年/アーウィン・アレン監督)
  2. 「キラー・ビー~殺人蜂大襲来」(2009年/ブノワ・ドベール監督)
  3. 「スタング(人喰い巨大蜂の襲来)」(2015年/ベニ・ディーツ監督)
  4. 「ZOMBEEゾンビー~最凶ゾンビ蜂 襲来~」(2015年/ミルコ・デイビス監督)


レビューは以下。

 

やっぱり最低ですね(笑)。

ここいら辺に比べると本作は「まとまりの良い」作品であったと思います(あくまで相対的比較論として、ですが)。

※因みに本日10月4日は動物愛護・動物保護のための世界的な記念日「世界動物の日(World Animal Day)」です。

 

 

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