デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

次のお盆まで待てない方へ。 ペット・セメタリー【2019年版】

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『帰って来るのは別人だぞ』

She won't come back the same.


死体を埋めれば黄泉帰る先住民の聖なる地…だったのは昔の話。

今は土が腐って帰って来るのはこの世ならざる別の物。

キング原作30年ぶりのリメイクです。

「ペット・セメタリー」
(2019年/ケヴィン・コルシュ&デニス・ウィドマイヤー監督)

 

原題は「PET SEMATARY」。そして邦訳されている原作本のタイトルも「ペット・セマタリー」

事情を知らないと「え? そんな発音だったっけ?」と訝しんでしまうかもしれませんが、子供のスベルミスをそのままタイトルにしています。

 

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設定や展開は大筋1作目と変わらず。

★ざっくりしたストーリーはこちらでご確認ください。


ただ、1作目観ている人にとっては次の展開が予想できるシーンのいくつかが改変されている(「お、来た来た来たでぇ~」⇒「おお、今回はそうなるのか」)ので、それなりに興味を繋いで観ることが出来ます(☜遠回しに「ちょっと退屈」と言っています)。

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おお、来た来た来たでぇ~


救う事は出来ませんでしたが、救命に尽力してくれた主人公(医者)に恩義を感じて、あれこれ助言してくれるが全く役に立っていない黒人青年の幽霊は今回も健在(☜1作目に輪をかけて使えない)。

奥さんが幼い時に奇病の姉がいて、その死の原因が自分にあるというトラウマ持ちだとか、あれこれ深みを出そうとはしているのですが、万人向けに分かりやすくなった分、前作の「嫌ぁな感じ」が綺麗に払拭されています。

子供たちが動物のお面を被ってペットの葬送をしている「ウィッカーマン」チックなカットだけが記憶に残る残念作でした。

で、何故か本作、イメージイラストとかポスタービジュアルとかがやたら豊富。

随分と気合を入れたものです。

折角なのでいくつかご紹介しておきます。

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やはり葬送の子供たちがキービジュアルなんですね。

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実に内容の想像がつきにくいポスター群です(笑)。

 

 

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★本日11月17日は「将棋の日

江戸時代、将棋好きの第8代将軍・徳川吉宗(1684~1751年)が、この日を「お城将棋の日」とし、年に1回の御前対局を制度化したそうです。

将棋と言えばやはりこれ。

★そして本日はマーティン・スコセッシ監督(1942~)の誕生日(おめでとうございます!)。

数ある代表作から懐かしの1本を。

★本日のTV放送【13:10~テレビ東京午後のロードショー