『だって今日遅刻しそうだったから朝ごはんしか食べてないんだよ』
『きっと朝後ごはん抜いてきたから…』
『お昼とか昔じゃん』
ハナの燃費がアメ車以下。食べても食べても腹が減る…。
腹が減る=生命オーラが削られている、と言う事ですが原因は勿論…
「見える子ちゃん/第十話・見るな」(2021年12月5日深夜TOKYO MX放送/北村充基、間島崇寛、加藤峻一演出)
冒頭、みこのクラスの臨時担任となった遠野善の自宅アパートが。
「ひぐらしのなく頃に」を思わせる不穏のお煮〆。ミスリードの常套手段ですが、部屋の中にバラバラ死体のひとつやふたつあってもおかしくない誘導画像。
学校で窓に張り付いて遠野善を見ていたヤバイ奴は、いつの間にか教室に入り込んで遠野に視線を送る全生徒に「見るな!」
このヤバイ奴のせいで生命オーラ削られまくりのハナは空腹で気絶寸前。
ハナ保健室付き添い名目で教室脱出。二人の姿を目撃したユリアも保健室へ。
ここで意外な事実発覚。
ユリアにはハナの生命オーラが見えていたが、みこには見えていなかった。
みこにだけ全てが見えていたという訳ではなかったんですねえ。
ユリアに「そこ詳しく!」と尋ねたかったみこですが、みこの視線を『何余計なこと口走っとんじゃワレ締めっぞコラ!』と勘違いしたユリアは速攻撤収放課後バックレ。
公園のベンチで(そこかしこに佇んでいる奴らを気にしなければ)穏やかに見える景色を眺めてしばしの休息。手を振って来た子供に手を振り返したら、その子がみこ目掛けてダッシュ突進殺る気満々。
『見た!』
いや、囮捜査やネズミ捕りじゃないんだから、擬態は卑怯でしょ。
一気に間合いを詰めて来たヤバイ子ちゃんとみこの間に割って入ったのは例の神社の狐巫女姉妹。
一気に制圧すると指二本立てて消失。
指二本。二回目。前回の指1本は「あと1回」じゃなくて「1回目」の意味だったんですね。
つまり神社でのアレはノーカンで、そこから3回。トンネルが1回目、そして今回の公園が2回目。という事は…。
残りあと1回。
(残り話数は)あと2回。先生編までで終わりですね。もーちっとテンポアップして欲しい所ですが、原作を一気に消化してしまう訳にもいかず(そうすると二期が彼岸の彼方になってしまう)、まさに「ご利用は計画的に」ですね。
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★本日12月7日は小松崎茂画伯(1915~2001)の命日。
プラモ界、特撮界に計り知れない業績を残した画伯ですが、一番印象深いのはやはりこれ。
★本日のTV放送【13:40~テレビ東京/午後のロードショー】