あけましておめでとうございます!
すっかりマスクが第二の皮膚として定着いたしましたが、何故、映画の中の人たちはマスクをしていないんでしょう。
もう映画は現実を投影しないファンタジーの世界になってしまったようです。
さて、今年、令和4年は寅年。
映画で虎と言うとヒューマンな作品を思い浮かべるかもしれませんが、虎こそは危険の象徴。アクションにパニックにSFに大活躍のキャラクターでございます。
正月らしく(?)、血吹き肉齧る虎作品を並べてみましょう。
「武闘拳 猛虎激殺」(1976年/山口和彦監督)
虎と言ったらまずこれでしょう。ベンガルの人喰い虎シーザーvs倉田保昭。
奇巌城(熱海城とも言う)の天守閣で虎対倉田のリアルファイト。接近戦で受けた傷は以後長年に渡り倉田の右手甲に刻まれることに。
「ドクター・モローの島」
(1977年/ドン・テイラー監督)
獣人vs虎。「サンゲリア」のゾンビvs鮫と肩を並べる無茶振りスタント。獣人マスクの内部がヘルメット構造になっていたため、牙が通らず喰われずに済んだ…らしい。
動物園の猛獣が狂暴化して大暴れする人でなしイタリア映画。見せ場としては象や豹や水牛の方が目立っていますが、虎も「地下鉄徘徊」というVIPな扱いを受けています。
実はこの作品より前に作られた「猛獣大脱走/全市民緊急避難せよ」(1978)っていうアメリカ産TVMがあって、こっちも面白そうなのですがソフト化されてないのよね(因みに監督は「女王陛下のoo7」のピーター・ハント)。
こちらでも虎大活躍。
「地獄の黙示録」
(1979年/フランシス・フォード・コッポラ監督)
登場時のインパクトだけならこれが1番かも。ジャングル散歩は危険が一杯。
「タイガーマスク/第105話・去りゆく虎」
(1971年9月30日放送)
締めは男泣きなこの1本で。
★各作品のレビューはこちらから。
では、本年もよろしくお願いいたします。
------------------------------------------------------------
★本日1月1日は石井輝男監督(1924~2005)の誕生日(敬礼!)
石井監督と言えば江戸川乱歩ですが、乱歩系は引用頻度が高いので、今回は別の視点から。
★本日のTV放送【05:38~BSプレミアム/年越し映画マラソン】