輸入盤ソフトの新作一覧を眺めていると「おお、こんな作品もあったのか!?」なタイトルを目にすることがよくあります。
邦題が付いているので国内公開(もしくはテープが発売)されたことは間違いないのですが、その多くは未見(場合によっては未知)。
そんな「まだ見ぬ」ホラー作品のBDをピックアップしてお届けしましょう。
「悪魔の入浴・死霊の行水」(1972年/ホルヘ・グロウ監督)
邦題だけ聞くと「死霊の盆踊り」のお友達としか思えませんが違います。
ハンガリーの吸血伯爵夫人エリザベート・バートリ(「鋼鉄の処女」とセットで語られる有名人ですね)の伝説を基にした作品。
美に執着し永遠の若さを手に入れるために処女の生き血を浴びて浸かって…。
監督は「悪魔の墓場」撮った人。
Amazonで2,782円(2020.05.16現在)
「魔性のしたたり/屍ガールズ」(1986年/ピエール・B・ラインハルト監督)
フランスの片田舎。化学工場で働く女性3人が相次いで変死。そしてゾンビとなって復活。
走ったりはしませんが、スタスタとテンポの良い歩き方(迫り方)が可笑恐ろしい。
ラストには「シックス・センス」ばりの大オチが待っているとかいないとか。
Amazonで3,137円(2020.05.16現在)
「サイレント・キラー/白い狂気」(1984年/サイモン・ナクターン監督)
コンピュータの管理ミスで精神病院収監中の殺人犯が退院。過去の惨劇の舞台である女子寮に舞い戻って祭りの続き。
担当医師が後を追うもミスの隠蔽を画策する病院側は担当医師もろとも狂人を確保すべく討手を差し向け…という「アクエリアス」と「ハロウィン」を足して捻りを加えたイギリス映画。
昔ながらの3Dバージョンも収録した2枚組。アナグリフ式メガネも同封。
Amazonで4,318円(2020.05.16現在)
「ギロチノイド」(1979年/ノーマン・J・ウォーレン監督)
TV放送時のタイトルは「ザ・ハウス II/美女たちの悲鳴が…甦えった300年・魔の秘密」(長いよ!「Ⅱ」って事は「Ⅰ」があったのか。逆に原題は「TERROR」でシンプル過ぎ)。
モロ「サスペリア」(1978)な英国産魔女映画。脈絡が無いという意味でアルジェントの正当な後継者。
Amazonで2,041円(2020.05.16現在)
★「鋼鉄の処女」と言えば…
★ホルヘ・グロウ監督と言えば…
★精神病院から脱走と言えば…
★ついでと言ってはなんですが…。
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★本日5月25日は「広辞苑記念日」
1955年(昭和30年)のこの日、岩波書店の国語辞典『広辞苑』(こうじえん)の初版が発行されました。
広辞苑と言えばこれしか。