2010年10月3日にご紹介した「業界関係者が選ぶ史上最高のホラー映画」で、イーライ・ロスが1位に選んだのがこれ。
(1983年/ファン・ピケール・シモン監督)
邦題は「悪魔のジグソーパズル」とかの方がいいかもしれません(原題は潔く「PIECES」)。
ヌード・ジグソーパズルに興じていたら、母親がヒステリー大暴れ。あーもううるせえ、お前がパズルになれとばかりにアックスボンバー乱れ打ちバラバラ。
そんなやんちゃから40年。立派な大人になった(はずの)今、やり残した事がひとつだけ。理想のパーツを集めて母親を再生する等身大ジグソーパズルの作成だ。
後から(よりクレイジーになるように)思いつきで撮り足したシーンを無造作に編集しているので、「い、今のシーンは何だったんだ?」な所もあり、いい感じに狂った作品に仕上がっています。
得物はチェーンソー。刻んだパーツの再構築と言えば、「悪魔のはらわた」「フランケンフッカー」「カル」あたりを思い出しますね。
チェーンソーというアイテムも「悪魔のいけにえ」以降、道具の域を超えたホラーアイコンとなり、多くの使い手を生んできました。おまけとして私的チェーンソーマンBEST5を。
1位は数えるまでもなくレザーフェイス。2位はそのレザーフェイスに果敢に挑んだ「悪魔のいけにえ2」のレフティ(デニス・ホッパー)。
3位は「地獄のモーテル」のポークヘッド。
4位は自らの腕をチェーンソーと一体化させた「死霊のはらわた」のアッシュ(ブルース・キャンベル)
そして5位は質量を無視して降りしきるサメを掻っ捌いた「シャークネード」シリーズのフィン(アイアン・ジーリング)。
更なる使い手の登場に期待しています。