デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

そのからかいは告白。 からかい上手の高木さん3 ♯2

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『好きだよ』

『は…え?』

『…そう八乙女が言うと、田中はジュースを落とした』

朗読!? 昼休みの図書委員の仕事。時間つぶしにと互いに選んだ本の一節。

でも本当はその本にそんな台詞は…。

からかいと見せかけて《隙あらば告る》…3期の高木さんは攻め一筋。

 

からかい上手の高木さん3/第2話」(2022年1月14日深夜TBS放送/宇根信也演出)

 

冒頭は何とサイレント(「ゆるゆり さん☆ハイ!」以来だ)。

登校時、西片の行動を読んで尾行。じっくり観察したら走って先回り。息を整えたら偶然を装い…。

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高木さんの「気配」を察しては振り返る西片のリアクションも良いですが、裏で必死に動き回る高木さんが健気。西片の為なら労は惜しまないんですねえ。

並べてみるとこれと対を成しているのが「夕日」エピ。

お使いの帰り道、ランニング中の西片に偶然会った高木さん。想定外の遭遇に思わず顔ほころばせて駆け寄ってしまうのがいじらしい。

向こうの海まで行った事があるという西片を「本当に?結構距離あるしなー、ホントかなぁ」と煽る高木さん。

行くしかない、海まで。そして証拠写真を送って「凄い」と言わせて見せる。

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が、しかし…。

きつい…高木さんに会った時点でそろそろ帰ろうと思ってたから体力が…。

BGMはベタにも程がある「RUNNER」。歌無しインストだったので脳内補完に歌詞をつけてみました。

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着いた。証拠に夕日の写真を撮って高木さんに…。

その後方に佇むのは…。

『高木さん!? なんでここに!?』

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西片が意地で海まで走ると読んだ高木さんは家に戻るやチャリで追撃爆走。

『でも嬉しいなあ。西片が私に夕日の写真を送るために、頑張って走ってくれたんだもんねー』

違う…そうだけどそうじゃない…凄いと思わせたかっただけなのに…。そのために頑張ったのに…。

『ホントに西片追いかけてきた甲斐があったよ。西片と夕日、見れたしね』

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『それにしても凄いね西片。本当に海まで走るなんて』

求めるものはちゃんと与える。誰これ天使?

因みに本日1月16日は「ヒーローの日」。高木さんにとって西片はどこまでもヒーローなんでしようねえ。

EDはJUDI AND MARYの「OVER DRIVE」。高木さんボーカルの「RUNNER」も聴きたかったなぁ。

 

★サイレント・ムービーと言えば…。

 

 

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★本日1月16日はジョン・カーペンター御大(1948~)の誕生日(おめでとうございます!)

事あるごとに引用しているのでネタが被っちゃってますが、本日はこれを。