【美声マスターの得意技は】まちカドまぞく2丁目 ♯4【スライディング土下座】

『ここからあすら結界まで約1km。1秒でお届けできるわ』

『つまり今から余は秒速1,000mで射出されるのだな…』

おー何か「幼女戦記」のV1ロケット爆弾（マッハ1.5で有人飛行する空飛ぶ棺桶）を思い出しますな。

「まちカドまぞく2丁目／第4話・新種発見！町の喫茶はまぞくの巣窟！」（2022年4月28日深夜TBS放送／深瀬重演出）

かつて桜が丘の守護者であり、シャミ子の一家とも深い因縁のある魔法少女・千代田桜（桃の姉。現在行方不明）の情報を得るため、桜と親交のあった魔族を探し始めたシャミ子。

顔の広い友人、杏里ちゃんの情報であっさり所在の割れた魔族の居場所は、たまさくら商店街の喫茶店「あすら」。

店の入り口には桜が張ったと思しき結界が（これがあると魔法少女が近づけない）。

出迎えたのはケモミミもふもふのウエイトレス、リコと人間に擬態することをハナから放棄したバクのマスター白澤（もの凄い美声。中の人は「呪怨」シリーズで伽椰子の旦那演ってた人）。

あすらは現在、空前の人材不足。あれよあれよと言う間にあすらで働く事になってしまったシャミ子。

狐狸精であるリコの作る料理にはある種の中毒性があって客足は１ミリも絶える事がありません。

あ―そう言えば昔（ネタだと思いますが）、インドにガンジャ（乾燥大麻）を使ったラーメン屋があって、客はこの味が忘れられず常連になるなんて話を聞いたことが。

東京都荒川区南千住には「絶倫力強化少子高齢化対策合法マリファナラーメン（現在は合法ヘンプラーメンに名称変更）」なんてものを出すラーメン屋も。

まあ、インスタント食品に於ける旨味調味料なんかも似たようなものだと思いますが…。

リコの料理は適量の10倍くらい食べるとハイになって睡眠不足になり、健忘の症状が現れる副作用が。

シャミ子はリコの作る無料かつ食べ放題のまかない飯を食べ、余り物を持ち帰って家でも食べ続けていたために本来の目的がサクっとスカっと彼岸の彼方。

挙動不審なシャミ子を見て一計を案じた桃とみかんはシャミ子奪還作戦を。

まずは桜が張った結界を解かねば店に近づくこともできません。

依り代（リリスさん人形）にご先祖リリスを憑依させ、みかんのクロスボウで一気にあすらの入り口まで飛ばして、魔法少女のステッキを使って瞬時に結界を上書きする（手間取ると結界に反撃される）という力業な作戦を。

『着地から書き換えまで数秒しか猶予がないのだろう。余やみかんが失敗したらどうするのだ？』

『大丈夫。ここに10体のリリスさん人形があるから、残機がある間は挑戦できる』

つまり、10回までは失敗できる、と。果たして…。

無事、あすらに入店できた桃ですが、結界の周囲にはなんか張り付いた肉塊のようなものが多数…。

どうやら残機ゼロ、最後の一体で成功というタイトロープ大作戦だったようです（みかんが射撃をミスったのか、時間内に書き換えができず結界の反撃を喰らったのかは不明）。

今日のところはシャミ子回収で矛を収めた桃。

桃の肩を借りながらの帰り道、忘れた大事な目的を思い出そうとするシャミ子。

『今思い出します。私の今の最重要事項…えっと…そうだ！私の使命は桃をニコニコ笑顔にすること！』