デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

忍びのリアルを考えてはいけない。 くノ一ツバキの胸の内 ♯3-4

今日も年頃くノ一の話題は「オ・ト・コ」。

まだ見ぬUMA「男」のイメージは「デカい」「臭い」「トロい」。

男に対する恐怖心が薄らいでしまう事を危惧したハナ先生は急遽、授業を「鬼ごっこ」に変更。

鬼は男を想定して捕まったら晩飯抜き。そして鬼はハナ先生自らが。

彼我実力差無限大。晩飯抜きオープンリーチにハンデがひとつ。

誰かひとりでも鬼の髪留めを取る事ができたら全員合格と見做す。

問答無用の開始カウントスタート。

『ひとぉ~つ』


AVメーカー「サディスティックヴィレジ」には「捕まったら××」というシリーズが、いや、なんでもありません。

「くノ一ツバキの胸の内/三の巻|四の巻」(2022年4月23日・30日深夜TOKYO MX放送/角地拓大監督)

隠れる者、挑む者…しかし、次々と捕獲されていく生徒たち。

捕縛の道具はハナ先生のペット(?)の白蛇たち(一種の触手プレイ?)。


AVメーカー「アタッカーズ」には「蛇縛」というレーベルが、いや、なんでもありません。

変化の術でコノハ先生に化け、サザンカを囮に使ってハナに近づいたツバキでしたが、油断したハナが(相手がツバキと知らずに)衝撃の独白。

『しかたないのだ。またあの時のようになっては困るからな。男が怖いという嘘はつき通さねばならん』

男が…怖く…ない!?

衝撃で術が解けたツバキはバックレ遁走…しましたが、コノハ先生本人の舞葉の術で御用。


ハナの口から聞かされた事の真相とは…。

かつてあかね組は男忍者集団のあおい組と交流があったが、男女が次々恋に落ち、遂には駆け落ちしてしまい、生徒数が激減したので交流を絶った…と。

都合の悪い事は蓋して隠して伝説で覆って…骨子だけは「ヴィレッジ」とか「進撃の巨人」と一緒なのですが、そうですか、恋ですか。

いくら男女でも忍びの場合は「駆け落ち」じゃなくて「足抜け」、当人は「抜け忍」だべ。

即座に討手が放たれて見つけ次第粛清、となるはずですが、ここは自由恋愛OK? まだ養成学校でプロじゃないから自主退学みたいな扱いなのでしようか。

こういう背景の説明をされると、つい、里の経営母体とか収入源とか雇用主とかいろんなことが気になり始めて困ります。

あと、くノ一の必須科目は「女の最大の武器を以て男を誑(たぶら)かす」事だと思うのですが、男の存在を知らずしてどうやってそのテクニックを学ぶのでしょう(成年部とかがあるのか)。

など疑問は尽きませんが作者的にそこは「想定外」だと思うので一旦棚上げ。四の巻Bパートは私の推しキャラ、モクレンの休日。

休日を喜ぶモクレン。「刑務所の中」の免業日みたいなもの?


あかね組申班医療係のモクレンは、文字通りの「癒し系」。

お願いされると断れない性格のためか、休日も治療依頼が引きも切らず。


それは「都合がいいから」ではなく「頼られているから」。

サザンカとかトウワタとかホウセンカとかウザやかましいチビキャラが多いせいもあって、モクレンのゆっくりズムは実にいいバランス。

古見さん」の尾鶏さんと並ぶ清涼剤的おっとりキャラです。



 

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★本日5月2日はロック様ことドウェイン・ジョンソン(1972~)の誕生日(おめでとうございます!)

本日は向かう所敵無しなこの2本立てで。