シリーズ屈指のマニアック回。フェチの頂きに挑む変態ふたり。
片やディフェンデング・チャンピオン山井恋。
そしてもうひとりはニューカマー、前田・ジュクジョスキー・星雄。
対象が異なるため決して同じリングにあがる事はない特殊嗜好選手権ですが、軍配はどちらに?
「古見さんはコミュ症です。/第23話」(2022年6月15日深夜テレビ東京放送/川畑えるきん演出)
◆コミュ71「伝線です。」
授業中に古見さんのタイツが伝線していることを発見してしまった山井恋。
自らが盾となって伝線箇所を隠そうとしますが動きが虫(「男の戦い」の時の初号機の動きに近い)。
隠しつつも「破きたい」という衝動と葛藤し妄想…したら突然『整った!』(←一種の浄化)。
放置するわけにはいかないので、こっそり耳打ち。
『大丈夫、安心して。古見さんが使っているメーカーの80デニールのタイツ、私いつも持ち歩いてるから』
さらっと凄い事言ったな山井。
トイレでお着換え。その間、脱いだタイツは山井が…いやそれは…ホント期待を裏切らないな山井。
逃走と追跡。目撃した只野くんは眼福でした。
◆コミュ72「鬼に金棒です」
これまでもしっかり映っていたのに一顧だにされなかった鬼ヶ島朱子登場回を挟んで、
◆コミュ73「甘いです。」
人に甘い(頼みごとを断れない)左藤甘美(さとうあまみ)登場回。
私、人の頼み事聞きすぎ?と相談したのは所属する社会民族研究部の前田・ジュクジョスキー・星雄と牛路田影子。
『確かに大抵なんでもしてくれるよな左藤は。左藤、パンツくれないか』
『最低だよな』
『お母さんの』
『お母さんかよ。何にせよ最低だな』
牛路田の提案で頼みごとを断る練習をしましたがまるで断れず。
『じゃあ、おばあちゃんのパンツとか』
『お前まだその話題引きずってたのかよ。キモいよ!』
人に優しくすると自分も気分がいいから断れない、という左藤に
『左藤のひいおばあちゃんってぐはふ!(牛路田鉄拳制裁)』
最初ジュクジョスキーをディスクジョッキーと空目ってしまいましたが、なるほどそういう…。
◆コミュ74「けんかです。」
加藤三九二お手製の詰将棋の解き方をめぐって意見が対立してしまった古見さんと只野くん。もやもやな雰囲気をたった一言で瓦解氷解させるなじみのコミュ力が凄すぎる。で、
◆おまけ
古見さん只野くんを社会民俗学研究部に連れて来た左藤さん。紹介された前田が開口一番、
『古見さんのおばあさんってご存ぐはふ!(牛路田エルボースマッシュ)』
見境も上限もない…無敵だな前田。
今回は2期1話(第13話)以来の赤尾でこ脚本。体感5分。
登場人物が増えるたびにEDの視点が変わり、あ~ちゃんとキャラ踏襲して描いていたんだ、と感心。
丁寧な仕事だと思います。
★本日6月17日はショー・コスギ(1948~)の誕生日(おめでとうございます!)
コスギさんと言えばニンジャですよねえ。