デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

【祭の終わりの寂しさは】古見さんはコミュ症です。 第2期♯24【次の祭のプレリュード】

黒板を埋め尽くした最初の会話から1年。

ひとつの祭が終わり、次の祭が始まります。

古見さんはコミュ症です。/第24話(最終回)」(2022年6月22日深夜テレビ東京放送/四ノ宮春、川越一生演出)

◆コミュ75「ホワイトデーです。」

3月。バレンタインの夜を1日100回思い出し、お返しをどうするか、で悶々とする只野くん。


女性の事は女性に。妹・瞳ちゃんに相談。

最初は(男子から貰った友チョコの返しなんてどーでもいいじゃんと)流していた瞳ちゃんですが、何かを悟ってギアチェンジ本腰。

好きなの?という突っ込みにしどろもどろの只野くん。

『相手の事よく思い出して!好きなの!?』

『…気にはなっているかな』

その表情に兄の本気を汲み取った瞳ちゃんはキレながらちょいデレ。


そのままデパートへGO!頼りになります瞳さん。

ホワイトデー前日の金曜日は教室のそこかしこでお返し祭り。

山井さんのお返しは自分の形をした飴細工。チョコは顔だけでしたが、こちらは全身(棒の刺さり位置がまた…)。

『わたしの好きなところを舐めていいのよ!』

デート・ア・ライブ」の折紙と双璧を成す天晴れな変態です。

古見さんへのお返しを用意していたにも関わらず日和って渡せなかった只野くん。

もう残された道は当日古見宅に持参しての手渡ししか…。

自らハードル爆上げ。瞳ちゃんに見送られて男の花道ホワイトデー。

インターホン押したら応答したのは弟くん。玄関開けたのはお母さん(小芝居付き)。硝子は買い物で不在だからとそのまま硝子の部屋に押し込まれ、お茶を持って来たのは黒いオーラを纏ったお父さん(ドアの締め方がホラー)。


家族総出のお出迎え!

お父さん、そのまま着席して持って来たお茶自分で飲んでお見合い。

張り詰めた空気と只野君の精神が臨界点を迎える直前、古見さん帰宅。


まさかの父介入、散らかしっぱなしの室内に動転動揺。

ようやく息が整ったところでお返し渡し。

瞳ちゃんキモ入りで選んだプレゼントはハンドクリーム。

『時期的には少し外れちゃいますけど良い匂いのも
のがあったので』


それ絶対、只野くんひとりじゃ選べなかっただろ。瞳ちゃんグッジョブ。

そっと添えられた飴がひとつ。その意味を古見さんも分かっている様子(しかし、飴とマシュマロとクッキーに各々意味があるなんていつ誰が決めたんだ?)。

◆コミュ76「1年間です。」

終業式を目前に控えた教室では、いつものなじみの気まぐれで「消しゴム落とし」大会が勃発。

あれよあれよという間にクラス全員が参加して国体かよ!?な大盛り上がりに(そう言えば「セントールの悩み」の最終回もクラスあげての勝ち抜き腕相撲大会だったなあ)。

学祭のような喧騒の中、何故か浮かぬ顔の古見さん。理由は皆が帰宅した後、只野くんとふたりになった時に。

『寂しい…です。もうあと数日で終業式があって、もうあと1週間ちょっとで新しいクラスになって。この時間が終わってしまうのが…寂しいです』

『分かります。1年、思えばあっという間でしたね』

シリーズ終盤でよく見られた「窓という窓に心象風景を映す」手法が総集編的編集で炸裂。


何と言う巧いまとめ方!

そして迎えた新学期。貼り出されたクラス一覧を見上げる中には、これからお友達になる人がちゃんと…。

万場木さん!


最終回終了後に「お知らせ」が、なんて煽りがあったのでてっきり3期制作決定の告知かと思ったら「Blu-ray BOX化プロジェクト始動決定!」でした。

お値段によりますが、下手に割らずにまとめてまるっとBOXなら買ってもいい…かな。

おまけ

ホワイトデーに何かを悟った悪い顔ふたつ。


それはそれとして3期やって。動いて喋る万場木さんが観たい。

 

 

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★本日6月25日は沢田研二(1948~)の誕生日(おめでとうございます!)

色々出演作はありますが代表はやっぱりこれですよねえ。

★本日のTV放送【19:00~BS12/土曜洋画劇場】