『わたくしたち!士道さんの為に死んでくださいまし!』
最悪の精霊の悲壮なる決意。
五河士道を殺させはしない。守り抜く。そのためなら同じ時間を繰り返す。何度でも。
「デート・ア・ライブⅣ/第十二話・救済の輪廻」(2022年6月24日深夜TOKYO MX放送/花上将吾演出)
自らが精霊となった経緯(記憶)を士道と共有し、過去に戻って始原の精霊・崇宮 澪を殺し、全ての精霊発生をなかったものにする最終目的を語り終えた狂三。
30年と言う時間を遡行するには士道が体内に秘める(精霊9人分という)莫大な霊力が必要。
『士道さん、どうかお願いしますわ。その力をひとときだけ貸してくださいまし!』
歴史が改変されれば、精霊は生まれず、士道が狂三に喰らわれた事実もなかった事になる。
しかしそれは成功の保証の無い無謀な賭け。命を差し出すリスクを思えばあまりに不公平な取引。
『だからせめてもの誓いとして、わたくしの霊力以外のすべてをあなたに捧げますわ』
あーそれ昼間、商店街デートで買った勝負下着だろ。この展開まで読んでの購入だったのか。
DTには選択不能なシチュに固まる士道を救ったのは皮肉なことにDEM社の襲撃。
狂三に一蹴されますが、その後疲労で昏睡。そこに現れた分身体の口から語られた驚愕の事実。
士道は狂三と学校の屋上で会ったあの日、DEMの奇襲を受け、首斬り落とされて死んでおりました。
狂三も戦線は離脱できたものの右腕を失い、眼前で士道を斬殺された十香らは全員反転して暴走状態。
分身体が回収してきた右腕(に握られたままのマケット銃の四の弾ダレット)で右腕再生。
同じく分身体が回収してきた士道の頭部と胴体も再生しましたが失われた命は戻らず。
慟哭。物言わぬ亡骸となった士道の唇に自らの唇を重ねる狂三。
その瞬間、琴里との戦闘で破壊され使えなくなっていたはずの六の弾、意識を過去に飛ばすことが出来る「ヴァヴ」が復活。
実は壊れていたのではなく、琴里との戦闘後、士道と交わした短いキスで部分的に封印されていたものが、再度のキスで解除されたという…。
たとえ部分的にでも封印されたという事は、あの時点で狂三は既に士道にデレていた、と。
過去に意識を飛ばす(シュタインズゲートでもやっていた疑似的なタイムトラベル)力を手に入れた狂三は陰ながら士道を守り、失敗する度に過去へと戻ってやり直し…繰り返す事204回!
エンドレスエイトならぬエンドレスバレンタイン。
『何故お前はすぐに俺を喰おうとしなかったんだ?そんな、204回も同じ時間を繰り返すくらいなら、その方がよっぽど簡単に…』
『野暮な事を聞かないでくださいまし。わたくしはあなたを…』
ここで目覚めた狂三本体が激しくツン。
『か、勘違いしないでくださいまし…』
余計なおしゃべりをした分身体を叱責しますが、逆に問い詰められてデレ。
いやあ、狂三のツンデレシーンが見られるとは眼福眼福。
この後ついにファントムの正体がバレ、ラタトスクに戻った士道が事の仔細を…って全然終わらねーと思ったところで「Ⅳ」の表記が「Ⅴ」に変わってTo be continued.
5期制作決定(ありがとうございます)!
で放送開始は一体いつ?
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★本日6月27日(ユリウス暦6月14日)は「ロシアで戦艦ポチョムキンの水兵が蜂起した日」。
1905年。1月の「血の日曜日事件」(労働者による皇宮への平和的な請願行進に対し、政府当局に動員された軍隊が発砲し、多数の死傷者を出した事件。昔からこの国は発砲相手を選ばないな)を端緒とする第一次ロシア革命のハイライトです。
★本日のTV放送【13:40~テレビ東京/午後のロードショー】