デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

【隅々まで舐め…】デート・ア・ライブⅣ ♯4-8/六喰編【洗ってあげる!】

『負傷した状態では身体を洗うのも大変なはず。任せて、士道。隅々まで舐め…洗ってあげる!』

4期の不満点をひとつ挙げるとすれば、3期で封印されてしまった鳶一折紙(とびいちおりがみ)が「その他大勢」の精霊の中に埋没してしまい、類稀なる変態性を発揮する機会が少なくなってしまった事。

第七話にしてようやく溜飲が下がりました。

やはり折紙はこうでないと。

デート・ア・ライブⅣ/第四話~八話/六喰編」(2022年4月29日~5月20日深夜/中川淳監督)

2次元にしか恋が出来ないお姉さま、第9の精霊・本条二亜(ほんじょうにあ)を無事封印した五河士道(いつかしどう)。

次の精霊は宇宙空間に漂う第10の精霊、星宮六喰(ほしみやむくろ)。


巨大な鍵の親玉≪封解主(ミカエル)≫で自らの心に鍵をかけ、感情のない孤独の世界に生きることを選んだ少女。

七罪(なつみ)の≪贋造魔女(ハニエル)≫でミカエルを模造し、閉ざした心の鍵を開く士道(まだ封印はしていない)

『馬鹿な…うぬは一体?』

『通りすがりの高校生さ』


普通、宇宙空間を通りすがる高校生はおりません。

今更ですが、士道はデレた精霊(の能力)をキスによって封印し、以降、その精霊の天使、つまり武器を操る事が出来ます。あと前期で士道は歴史改変しています。

この時、六喰vs士道の裏で、DEM社総帥のアイザックとDEM創業者にしてラタトスク創始者のエリオットが拳を交え、CRユニット≪ブリュンヒルデ≫を纏った折紙とアルテミシア・ベル・アシュクロフトが一騎打ちを行い、DEM社のエレン専用の空中艦ゲーティアと(改変前の世界ではゲーティアに撃墜された)ラタトスクの旗艦フラクシナス(の改修版「フラクシナスEX」)が戦艦バトルを繰り広げるという四つ巴の戦いが同時進行。


見応え満点でしたが、関係性が分かっていないと置いてきぼりな展開でした。

六喰の心を開くことには成功しましたが、直後アルテミシアの直撃弾を喰らった二人は抱き合ったまま大気圏へ(009、君はどこに落ちたい?)。

士道は大気圏突入寸前にフラクシナスが回収。六喰は行方不明…でしたが、「開(ラータイブ)」(空間に穴を開けるミカエルの機能)を使ってこんにちは。


翌日のデートの約束を交わして再び空間の穴へ。

負傷&疲弊している士道はラタトスク内の新施設「魔力風呂」でヒーリング。

ここに折紙乱入(いや、湯船に潜んでいたのか?)。続けて、当然のように全精霊乱入(琴里含む)。

ほっとしますねえ、こういうシーンがあると。

で、翌日。地上に降り立った士道と六喰はデート満喫。ただ、士道の独占を願う(精霊になったのも家族の愛を独占するため)六喰は、士道の周りの人間の心に鍵を掛け、士道の記憶を消去。

琴里も精霊たちもクラスメイトも士道の事を知らない。ただひとり、歴史改変後の世界に生きる折紙の別人格を除いて。

『惚れ直したかい、五河くん?』

理由不明(士道の記憶をなくした事による無意識化のストレス?)で反転した十香と矛を交え、更に地球に鍵をかけて自転を止めようとする六喰(士道の独占のために地球ごと邪魔者排除ってスケール滅茶苦茶だな)。


勢い余った六喰は止めに入った士道の腕を…。


いやあ、ドラゴンが出て来なくて良かった…。

パニックに陥り反転しそうになる六喰を(片腕で)抱きとめてキス、返す刀で十香に唇を奪われて双方封印。

『あまりわたしを…十香を悲しませるな』

最期に六喰が駄目押し割り込みキス。関係者の記憶も戻って万事解決。


登校途上、折紙が≪迸る帰巣本能を抑えきれず≫道の真ん中で士道のコートに潜り込もうとしたために遅刻しそうになった士道、折紙、十香を教室で待っていたのは…時崎狂三!

ごきげんよう、士道さん。お久しぶりですわね。わたくし、今日から復学する事にいたしましたの。よろしくお願いしますわ』


やはり狂三がいるとそれだけで画面が締まります。役者揃って最終章へ。

 

★本編と関係ないですが、4期最大の功績は三石琴乃に『美味しくなぁれ、萌え萌えきゅん!』と言わせた事だと思います。

 

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★本日6月2日はメル・ファーラー(1917~2008)の命日。

5回結婚していますが、4人目がオードリー・ヘプバーン。もうそれだけで勝ったも同然な人生です。

出演作は実にこっち寄り。代表作3本をどうぞ。