- 服装がスカート(「ストパン」の由来となった《パンツをズボンと言い張る》が存在しない)。
- 使い魔がいる(設定上は元からいましたが、ビジュアルになったのは初めて)。
- 主人公たちは戦闘員ではなく音楽隊。
正直、正編「ストライクウィッチーズ」シリーズ(直近だと「ROAD to BERLIN」)のワンパターン展開(魔力を失った、もしくは制御出来なくなった主人公が魔力を取り戻して無双する)がやや食傷気味だったので、この大鉈振るう路線変更はむしろ歓迎。
「連盟空軍航空魔法音楽隊ルミナスウィッチーズ/第1話・WONDERFUL WORLD」(2022年7月3日深夜TOKYO MX放送/佐伯昭志監督)
主人公のキャラデザやタイトルのデザイン、登場人物に名前テロップ出す演出とか「アサルトリリィ」っぽいなぁと思ったら監督が「アサルトリリィ」の人でした。
時間軸は1944年3月、つまり、宮藤が第501統合戦闘航空団に加入する数か月前。舞台はブリタニア。
ロンドン市街で偶然出会った3人のウィッチ。
射撃がド下手糞で退役を決意したミラーシャ(本名長いので割愛。使い魔はロシア原産の大型犬ボルゾイ)。
理由は不明ですがやはり退役予定の扶桑皇国の渋谷いのり(使い魔は三毛猫)。
そして、種別不明の謎の鳥(名前はモフィ)を抱える(鳥が使い魔であることも自身がウィッチである事も知らない)ジニー。
一方、諸般の事情で戦線を退いたウィッチらで音楽活動をしているグレイス・メイトランド・スチュワード少佐は周囲の理解を得られず(「歌でネウロイを倒せるのか!?」)行き詰まっておりました。
音楽は人を救えるのに!
バックアップを得るための「口実」に悩むグレイスの目と耳に飛び込んで来たのはジニーの歌声。
ジニーは使い魔である謎の鳥を使役することで魔導波や電磁波を操ることができる「ナイト・ウィッチ」でした。
ヘッドホンのような形の魔導針からはバックの演奏まで流れる不思議仕様。
奏でた歌は「アメイジング・グレイス(劇中での曲名は「永遠の寄す処」)」。
かつてこの曲を歌った(幼少期に観て憧れた)人がいる、という設定は「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」、戦闘員主人公の正編に対する非戦闘員の物語、という意味では「ソウルイーターノット」を思わせます。
これから出会うであろうその他の少女たちを軽く映して初回は終了。
「いい感じ」であったと思います。
おまけ
何か癒されます。使い魔たち。
★アメイジング・グレイスと言えば…
★非戦闘員の成長物語と言えば…
★第2話はこちら。
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追悼:中野昭慶
特技監督の中野昭慶(なかの・てるよし)棟梁がお亡くなりになりました。
6月27日。敗血症。86歳。
本日は「妖星ゴラス」の苦労話を存分に。
7月1日には野村明子さんがお亡くなりに。
名前だけだとピンときませんでしたが写真を見たら「カネゴン母じゃん!」
あの時代を知る方が二人も…。
ご冥福をお祈りいたします。
★本日のTV放送【13:40~テレビ東京/午後のロードショー】